おはようございます。
 夏の甲子園沖縄県予選も終了し、「静けさや岩に跳ねたる蝉の声」。深天舎です。消えたのは野球の声だけ。セミのワシャワシャはどこまで続くか分かりません。笑
 ちなみに、事務所の窓からは武道館の屋根、野球場(バックスクリーンからレフト側半分)、テニスコート、サブグラウンド(友愛)、弓道場、琉球八社・沖宮、護国神社、世持神社の森あたりが見えます。施設の8割ぐらいでしょうか。

 さて、わたしもこれまでにスポーツビジネスに関わってまいりましたが、このビジネスは少し特殊なものです。
 そもそもスポーツとは、、、というところはどうぞ「スポーツで検索」をお願いいたしますが、スポーツビジネスは、運動競技を専業とする人たち(スポーツ選手)、その選手たちあるいは行われる運動競技そのものを観戦する人たち(ファン)、そしてスポーツ選手たちに資金等を提供するスポンサー各社、という構成で成り立っています。
 もちろんこの三者の間には様々な役割を持った人たちがいて、そのスポーツビジネスの分野が上手く回るように活動しています。大別するとスポーツ選手側、ファン側、スポンサー側という立場があるとご理解ください。

 そして、話題がビジネスという話に限ると、スポーツ選手側の代表は選手・・・のように見えて、いわゆる球団、会社、所属チームなどと呼ばれる選手と契約を結んでいる存在、加えてスポーツの統括団体(JFAやNPBなど)となります。
 ファン側の代表はいわゆるサポーター(サッカー)とかブースター(バスケット)などと呼ばれる応援団・・・ではなくて、それらに関わることなく会場で観戦するファンや、テレビなどメディアを通して観戦している視聴者です。
 スポンサー側の代表は資金等を提供しているスポンサー・・・と思いきや、その企業の重要なポストにいる個人だったりします。

 スポーツビジネスの三大収入源は、観戦してくれるファンが支払うお金(入場料収入やグッズ販売、飲食売上など)、スポンサーが提供するスポンサーフィー(現金または物納)、そしてメディアが支払う放映権(放送権とも言う)契約料などです。
 この収入源はスポーツの分野を問わず全く同じです。ただいま名古屋場所が展開中の大相撲も、初のアメリカ開催で盛り上がっているような気がする世界陸上も、夏冬のオリンピックも世界最大のスポーツイベントであるワールドカップサッカーも同じです。

 そしてこれらの収入源のうち、ファンが支払うもの以外の2つは、そのファンを目当てにして発生しているお金である、ということもお分かり頂けるかと思います。
 つまり、たくさんのファンがいるスポーツは、ファンが支払うお金も多く、ファンを目当てにしたスポンサーも増え、メディアも放映権を購入し、さらに関わるファンが増えていく・・・というグッドな(=利益が上がる)サイクルが生まれるわけです。

 古くからプロスポーツとして展開されていたプロ野球やプロゴルフ、プロボウリングなどを除くと、よく好事例として挙げられるJリーグを鏑矢に、バスケット、バレーボール、ハンドボール、卓球などが新しくプロリーグを立ち上げ、それぞれに活動しています。

 しかし、三大収入源の構成は変わりません。

 21世紀の新しいスポーツ「eスポーツ」も、その構成は同じファン/スポンサー/放映権です。そちらはこれまで運動が苦手だった人々にも光が当たる分野であり、身体への(健康的な)影響を考慮したうえで広がっていってほしいと願います。

 表面的には違って見えることも、本質的には同じような仕組み・構成になっている。スポーツビジネスにeスポーツが入ってきても本質的な部分では同じビジネスである。このようなことは実はたくさんあります。

 なんだか大学生に向かって講義しているような気持ちになってきましたが、懐かしい気持ちです。笑

 表面と本質。
 両方とも大事。どちらかだけには捉われないようにする。何となく自分に言い聞かせておりますが、迷われたら深天舎までご連絡を(商売熱心)。お問い合わせフォームはこちらから。

 では今日も頑張りましょう。


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