おはようございます。9月12日月曜日の朝も、台風12号が先島諸島をゆっくりと北上しています。沖縄本島上空も南西に向けて雲が流れています。どうぞ被害が少なくありますように。

 先週末「全ウルトラマン大投票」なる番組が某公共放送で放送されていました。あれあれ? ウルトラマンシリーズは(沖縄県民の常識では)3チャンネル系列との絡みが非常に深い作品だと思っていましたが、なにゆえ公共放送(NHKと言え)でこの番組? で、検索(21世紀のベンリーアイテム)をかけてみると、これがまた複雑な大人の事情があったようで、とりあえず公共放送でも問題はなさそう(笑)な感じでした。
 振り返れば今年になって(復帰50年の沖縄県出身者という意味からだと思いますが)ウルトラマンの生みの親(の一人)である金城哲夫さんにフォーカスした番組を制作していたこともありますし。

 この「大投票」はヒーローとしてのウルトラマン/怪獣/メカニックの各部門でファン投票が行われていて、それぞれに馴染みのある/あまり馴染みがない/全く知らないネーミングが並んでいるところに、シリーズ50年を超える作品群、その歴史の厚みを感じさせる番組構成でした。

 数えきれない番組のなかでもウルトラマン部門で第1位となった「ウルトラマンティガ」は、私も個人的にはイチオシ作品で、90年代に放送開始された平成ウルトラマンシリーズの鏑矢として始まった印象的な作品でした。
 あ、「ウルトラマンティガ」がどういうストーリーでとか、そういう話は例によっていたしません。どうぞ21世紀のベンリーアイテム(検索)をお使いください。

 わたしはリアルタイムでウルトラマンティガを見ておりましたが、これの何が印象的だったかと申しますと、大の大人がよってたかって超真剣に作ったウルトラマンだったことです。
 主演は某アイドルグループのメンバー、主題歌を歌うのは前出の某アイドルグループ、エンディングテーマは某人気シンガーグループを中心とした・・・・・・ああ、面倒くせえ。
 主演はV6の長野博さん、主題歌の歌うのは前出のV6、エンディングテーマは爆風スランプのサンプラザ中野さんとバーベQ和佐田さんが作詞作曲、歌うのは俳優岸谷五朗さんや唐沢寿明さんを中心として俳優・音楽・お笑いなどの有名芸能人が集まったチャリティユニット「地球防衛団」で、出演者にも多くの有名俳優が並びました。

 つまり、大の大人がよってたかって超真剣に作ったウルトラマン作品が「ティガ」というわけです。あ、繰り返しですね(強調)。

 私の知る限り、この作品のあとから「大の大人が超真剣(なフリをする人もいるけど)に子ども向け作品を作る」というケースが続出し、いまや子ども向けコンテンツとは呼べなくなっている。

 わたしが子どものころ、子ども向けコンテンツは子どもだけのものでした。
 それが「ティガ」のころには、子どものころにウルトラマンを愛していたいわゆる「第一世代」が大人になって、自分の子どもたちと一緒にウルトラマンを愉しむという形ができた。

 テレビゲームでもそうですね。
 わたしはテレビゲームの第一世代(マンガは第二世代?)で未だに現役ですから、ゲームに理解があり子どもと一緒にゲームを楽しむことができる。なんなら特に好きではなかったけれども「遊戯王」のデッキも持っていましたし、当時は余りにヒーローっぽくなかった(笑)ルフィはじめ海賊団の物語「ONEPEACE(ワンピース)」を子どもに見せてもいいか?の質問には即答で「必ず見せてやれ」と答えた記憶があります。笑

 話が逸れまくっておりますが、子ども向けコンテンツが子ども向けと限定されなくなった今の時代に売れるものとは何ぞや?という悩みが一層深くなったのではないですか。と。単純なジャンル分けが難しくなってきて、世代すら分けづらくなってきた。

 他所で売れているものが此処で売れるとは限らない。
 あ。
 最近から、問題提起だけじゃなく、推察でも回答ををひとつ書いておくことにしたのですが。

 思いを込めた商品は売れやすい。というのは共通点として挙げられるのではないかと。
 こんな思いを込めてこうやって作ったこの商品。その思いが熱い厚い商品が好まれている。
 人の思いが好まれている。
 そんな気がします。
 そりゃそうですね。当たり前と言えば当たり前の大原点なのかもしれません。

 ウルトラマンティガ。
 1998年に子どもだった世代も今や立派な大人となり、父となり母となっている人もいるでしょう。そしてまた我が子らと「ウルトラマン」を愉しむ。
 その親世代も一緒に、三世代で楽しめるコンテンツなのかもしれません。
 ワンピースも、その走りとなったかもしれないドラゴンボールもまた然り。

 ウルトラマンのはずが、気がつけばジャンプ。笑

 それでは今日も頑張ってまいりましょう。

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