おはようございます。いえ、こんにちは。あれ? こんばんは?
花束を床に投げつけるくらいなら何ゆえ舞台上に出てきやがったのかと感じているし、日本中の人が同じように感じるだろうなあと考えていた深天舎・平良です。
どのような理由があったかは知りませんが、あの場所であの行動はちょっと宜しくないかなと。理由次第ではOKとなるのか? さあ、どうでしょう。それはひとりひとりが胸のうちで決めることですね。わたしはOKと言いたくありません。ただ、自分が絶対にやらないとも言えません。苦笑
ところで、その大元でもあり注目されていた試合のほうでは、元プロボクサー(元スーパーなチャンピオン)が日本の現役格闘家を軽々(表面上)と撃破いたしました。
その映像を少しだけ拝見しましたが、(水面下ではどうあれ)激戦とは言いづらかったですね。元チャンピオンのスーパーなリスクヘッジがあったから、というところが大きいと思います。少なくとも見かけの上では激戦とは言いづらかった。
自分の技術や体力そのほかと相手のそれらを比べて、どれくらい・どの方法なら大丈夫だという予測や対策を立て戦略立てて実行する。これが元チャンピオンの現役時代からのスーパーな強みでしたから。
ましてボクシングルールで3ラウンドなら、これはもう元チャンピオンが長く生き抜いてきたステージですから、いかに日本の現役トップクラスとはいえボクシングに特化できていない総合格闘家が勝利を掴むのは難しかったと思われます。
元チャンピオンは「エキシビジョンだよ。遊びだ。」と言っていましたが、ある意味では本気のエキシビジョンだったと考えます。一番目に自分の身体の安全、相手のパンチに打たれないこと、勝利より負けないこと。その辺りに本気で傾注していたということですね。
それがつまり「エキシビジョンに見えるように、遊びに見えるように。」ということでしょう。これを激戦にしてしまっては、自分の身体が保ちません。負けてしまえばビジネスの価値が下がってしまいます。
ですから、KO以外(判定)での勝敗はつけないというエキシビジョンルールを設定したわけです。負けないためには打たれなければいいわけで、元チャンピオンのディフェンス能力はボクシングの長い歴史において特筆されるほどです。
元チャンピオンは自分の健康を重視しています。健康でなければビジネスはできないと発言をしています。そしてこれは現代ビジネスにおいては正しい判断です。ビジネスを続けるためにビジネスパーソンは健康であるべき、という考え方は一般社会でも当然のように広まっています。
ついでに元チャンピオンは、ボクシングで許された攻撃方法以外(キック等)を使ったら〇億円というルールを設けるなど、やはり自分の土俵、自分のステージで勝負することを徹底しています。これまたビジネスライクですし、リスクヘッジがしっかりできている。
ボクシングは紀元前からの歴史を持つ競技です。技術的な部分では磨きに磨かれ、研究に研究を重ねられた競技であると言えます。
そして元チャンピオンはその磨きに磨かれた世界のなかで王座を勝ち取っており、また特別なチャンピオンのひとりとして歴史に名を残す存在でもあるでしょう。
繰り返しますが、そのディフェンス技術は歴代最高との呼び声も高いわけですから、ボクシングルールという枠のなかで試合をするには、やはり現役格闘家には練習時間が圧倒的に不足していたのでしょう。1年でも足りないと思います。ボクシングオンリーのトレーニングで2年とか3年、それだけやっても世界に届くか否か。
餅は餅屋。ボクシングをやるならボクサーにならなければならなかった。逆に現役格闘家の舞台とルールであれば、結果も真逆になっていたでしょう。
これは重要ですね。
やっぱりプロはプロ。この矜持はとても大切だと思います。
プロであるからにはプロにしかできないことがある。素人には届かない領域がある。
今日も明日もいくつになっても自分磨き。
このフィールドであれば絶対に負けない。という確信をもって戦える分野を持つことが大事なのだと感じた2022年9月26日でございました。
今日もおつかれさまでした。まだ時間あるけれど。笑
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1件のコメント
「アングル」(10月6日) – 深天舎ブログ「Deep Sky 19156」 · 2022年10月6日 11:10 AM
[…] 先日のボクシング元チャンピオンが行うエキシビジョン試合の記事(自分の土俵とリスクヘッジ/コチラから)でも触れましたように、特に格闘技系のビジネスは選手が健康であり続けることも重要なファクターになっています。 […]