おはようございます。気温の上下動が大きくなりました。沖縄のしょぼい冬も近づいているのでしょう。ちなみに、この沖縄のしょぼい冬が大好きです。沖縄から北の地には出張や旅行はできても、住むのはムリじゃないかなと。あ、ちなみに冬の出張や旅行も大好きです。まず酒が旨くなるし、お風呂が美味しくなるので、寒いなかを歩いてきて風呂に入ってキュー。「っかー、旨い。」ってことになりますから。
 あ、これって、一般的ですよね? わたしだけの好みじゃないですよね? 笑

 このような仕事をしていると、様々な場面で「一般の皆様の考えや意見が知りたい」と感じることが非常に多くあります。
 何かの商品をPRするとき、商品開発のお手伝いをするとき、お客さまの社内のご相談を受けているとき、何かの業務を構築をするときなど、もう「そこにいらっしゃるたくさんの皆様のお考えを知りたい!」と思うことだらけです。

 その「知りたい」はアンケートという形になってマーケティングに活かされる基礎情報群となるのですが、そんな大がかりではなくとも、ちょくちょく周囲にアンケートを取ったりしています。いわゆるN=10とかN=20レベルで、自分の周囲だけじゃなく、ちょっと遠くにいる知り合いに連絡して話を聞いたりします。

 どうして自分の周囲だけじゃないのか。
 それはあなた、周囲の人は私の考え方を知っているので「忖度」する可能性があるからです。私のアンケート好きを知ってくださる方は自分の考えを素直に(時に容赦なく)述べてくれるのですが、知っていて尚、忖度してくださる人もいるわけです。

 ですので、普段はあまり接していないような人にアンケートを投げかけてみる必要が生まれてくるのですね。

 で、たまにアンケートの自由回答欄に「詳しくは知りませんけど、○○○○みたいなことがありますよ。」的な書き方で情報を提供してくださる人がいます。

 この「詳しくは知りませんけど、○○」が、つまり、、、最近流行りの、、、

知らんけど、○○

で、ゴザイマス。

詳しくは知りませんけど、という不確定性を持たせた表現で自分の責任を回避して情報をぶっこんでくる人。
この情報を信用していいのかどうか。

 アンケート回答者の為人(ひととなり)を知っていれば、あ、この人はただのウワサ好きのビッグスピーカーだからこの人の「知らんけど、○○」は確度低いだろうな。と考えられますね(それでも一応検証はしますけど)。
 皆さんの周りにもいるでしょう、ウワサ好きのビッグスピーカー。そういう人の「知らんけど、○○」は眉唾でお聞きください。

 問題は、回答者の為人を知らないとき。
 というか(私の好きな)小規模アンケートを除いたほとんどの場合アンケートは無記名で行われることが多いので、書かれた情報の「知らんけど、○○」の確度を図るのは非常に難しい。

 でも、その「知らんけど、○○」の確度を図るためにまた別の角度からアンケートを取るのは経費の無駄遣いにしかなりません。

このアンケートはこういう結果だった、と受け止めるしかない。

え? じゃあ、アンケートを取った意味が無いじゃない。と思った方、正解です。

どんなアンケートであっても、アンケートはアンケートであって、アンケートでしかない。

それは自分の考えではないし、自社の方向性をアンケートが決めてくれるわけではない。

大事なことなので繰り返しますが、

どんなアンケートでも、アンケートはアンケートであって、アンケートでしかない。

それは自分の考えではないし、自社の方向性をアンケートが決めてくれるわけではない。

ということなんですね。

アンケートは結局「知らんけど、○○」だと割り切って受け止める。
情報のひとつとして参考にはする。
そういうものなのです。

ちなみに、関西人だけではなく、沖縄の人も「知らんけど」を使う頻度は高いですね。
「詳しくは知らないけど、こういう情報もあるよ」という善意の場合もあれば、悪意をもってウワサを流すときに使われる場合もあります。
 どちらかと言わなくても「なぜ”知らんけど”と言うの?」という疑問より、「善意の知らんけど」なのか「悪意の知らんけど」なのかを見極めることが大事だと考えます。

 それでは今日も頑張ってまいりましょう。


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