おはようございます。朝早く、ぼんやりしながら聞いているニュース番組に毒づきたくなりなり、怒りで目を覚ましてしまった深天舎・平良です。
 なんのニュースだったかは忘れてしまいましたが。苦笑

 通勤の途中、沖縄県内で一番待たされるんじゃないかと(勝手に)考えている交差点で、ほぼ毎朝信号待ちをしています。そこで止まる確率は今のところ95%ですね。月に1回程度、止まらずに行けることがあるかな……のレベルです。
 今朝もそこで信号待ちをしていると、よく見かける女子高生がいました。県内高校の制服を着ています。いつものように小学生とおそらく保育園児のきょうだい2人(性別は書きません)と手をつないで歩いてきます。小学生はランドセルが大きい低学年、リュックサックを背負った保育園児は4~5歳くらいに見えます。

 いえ、彼女がヤングケアラーであるとは断定できません。もう2人のきょうだいの顔も憶えられるくらいよく見かけますけれども、親御さんに連れられているところは今までに一度も見ていませんけれども、彼女がヤングケアラーであるかは分かりません。

 もうひとりいます。そちらは夕方にたまに見かけるのですが、背格好から考えると中学生の男子。幼稚園児か保育園児くらいの年齢に見えるきょうだい(性別は書きません)を連れて、コンビニの前にいたり歩道を歩いているのを見かけます。 

 その男子中学生がヤングケアラーであるかは私には分かりません。同じシチュエーション(きょうだい2人で無目的のような雰囲気で歩いている状態)でちょくちょく見かけるとしても、それがヤングケアラーであるとは断定できません。

 ヤングケアラー。
 昔は、兄だから姉だから、妹や弟の面倒を見るのは当たり前だと教えられました。今でもそれが間違いだとは思えません。
 しかし、ヤングケアラーとなると話は別ですよね。

 親御さんがご病気で、働けないとか、様々な理由で、妹や弟の面倒を見られる人がいない。家族の面倒を見る人がいない。だから自分が面倒を見ている。ほかに選択肢はない。そのようにして、ヤングケアラーであり続ける子どもたちがいる。

 悲しい社会ですね。

「月給の3割くらい」までならお金を吸い上げ続けても大丈夫だと発言する宗教団体があるようですが、宗教って、多くの人々を幸せにするためのものじゃなかったでしたっけ。誰かを崇めてお金を集めるのは、宗教ではない別のものなのでは。笑

 ちなみに、カードローン会社では「年収の3割まで」をキャッシング上限額と設定していますが、ファイナンシャルプランナーなどが提案する家計における毎月のローン返済額の上限は「月収の15%」です。

 社会的なツッコミを受けて「月給の3割を上納金の上限とする」と定めることにしたらしい宗教団体は、信者の暮らしをちっとも幸せにしていないと考えられますね。
 その存在意義や如何に。

 あ。

 今日はそこがメインではないです。ヤングケアラーの話ですね。

 ヤングケアラー。

 もちろんきょうだいや家族のケアは大切ですが、もっと自分の人生を自分のために使えるように。みんなが頑張れるように。ヤングケアラーとなっている人たちが、自分の進みたい道を選べるように。

 未だチカラのない自分に腹が立ちます。

 理想の話をすれば切りがありませんが、それでもそういう人たちのために役所も政府も誕生したのではないのかな。最初のころは。とも考えてしまいます。

 面倒を見る人がいないのであれば、面倒を見る人を派遣する。子どもたちが集まれる場所を作る。ああ、そういう尊い活動をしている人たちも増えてきました。頭が下がります。
 自分のことだけで一所懸命な自分が恥ずかしくなります。

 子どもは社会の宝です。

 子どもの貧困は、親の貧困。だから子どもの貧困を救う根本的な部分は、親の貧困をどうにかしないといけない。社会はつながっています。
 30年間、雇用者報酬の上がっていない(実際には微増レベル)国内経済を思うに、コレは原因のひとつだよね。とも。
 企業としては仕入原価を抑えたい。出ていく経費を抑えたい。可能なら人件費も抑えたい。気がついたら何もかもを抑えてきたツケが30年分溜まっていて、いま払わされている。そんなふうに見えます。

 最低賃金は上がっているのに、雇用者報酬は上がっていないという矛盾にも透けて見える30年分のツケ。いきなり催促されて払わされている。

 しかも払わされているのは、ヤングケアラーと呼ばれている子どもたちであったりする。

 最適解はあるのです。ただ、そこに踏み込んでいかないだけです。
 それぞれに理由はあるのでしょうが、踏み込んでいかない限り、国内経済は変われないでしょうね。政府の覚悟が、経営者の覚悟が、時代に問われている。そんな気がします。

 必ずしも外国の経済状況が良いとは言い切れない。ただ、自国の状況がよろしくないのなら、それは外国と比較せずになるべく良い方向に変えていく必要がある。

 那覇市長選が間近に迫っています。

 あの女子高生は選挙権を持っているでしょうか。

 もし選挙権を持っているなら、誰に投票するのでしょうか。

 候補者たちは、そして候補者を応援している人たちは、果たして市民のことを考えているのでしょうか。

 自分たちが選挙で勝つことだけを考えていたりしないでしょうか。


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