おはようございます。
 昨日のニュースで「共同親権」の法整備に関するものがありましたね。現行法では離婚した場合に両親のどちらかが親権を持つ「単独親権」のみとなっていますが、そこに両親が共同で親権を持つ「共同親権」を導入することを検討しているわけです。

 夫婦の離婚。子どもの立場としては、どうしたらいいのか分からないですよね。ある程度(中高生くらい?)まで大きくなっていれば、両親それぞれの考えを理解できるかもしれませんが、小学生以下の幼いうちは離婚って何? から始まりますから。

 わたしは最近よく考えるのですが、どうも新しい法律ができるときは「権利」が先立っていることが多くなった気がします。
 これまでは認められていなかった権利を認めるようにしよう。その動きや考えそのものは、否定しません。むしろ良いことも非常に多いですね。これまで蔑ろにされていた立場の人たちの「権利」が回復されるのは素晴らしいことです。

 しかし、こういう「共同親権」のようなものになると、どうしても視点が抜け落ちているなという気がしてなりません。

つまり「子どもの視点」ですね。

 親に選ぶ権利があるだけではなく、子どもにも選ぶ権利がある。だから、共同親権がどの方向へ行くにしろ、これが導入されるということならば、子どもがある程度の年齢になって「自分の親権はどのようにあってほしい」という意見を持ったときにはその意見が尊重されるような条項も付けるべきじゃないか、ということです。

 そもそも離婚するには理由があり、円満離婚というのは多くないどころか、円満ではない離婚のほうが遥かに多いでしょう。
 配偶者とは会いたくはないが、我が子には会いたい、我が子の人生には関わっていきたい、と考えたとしても円満ではない離婚の場合は、特に被害を受けるであろう立場の人を守ることが最優先ですよね。この最優先事項が大前提で、尚且つ「子どもの意見が尊重される」法律であれば、すごく良い法律となるのではありませんか。

 子どもは社会の宝です。健やかに育っていく環境を作るのが、社会の義務でありましょう。

 それでは今日も頑張ってまいりましょう。


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