おはようございます。
 那覇市は朝から雨で大渋滞、出勤の途中にバイクとクルマの事故を見かけました。渋滞でのイライラが運転に出ないように、渋滞のときこそ心に余裕を持ちたいなと改めて感じます。

 いやはやサッカー日本代表は見事に負けました。完敗ですね。ドイツ戦で日本が実践したことをコスタリカにやられました。
 実は試合が始まる前には、これはヤバい、負けるかもしれないと思いました。だいたいメンバーが・・・・・・サッカーブログではありませんでした。
 書き始めるとすぐにソコに流れそうになる自分にブレーキをかけ続けています。フェード現象が起きないことを願います。苦笑

 昨日の敗戦で一番眠れない思いをしているのは日本代表の選手・スタッフの皆さんだと思います。ドイツ・コスタリカに勝って3試合目のスペイン戦に臨む。という1次リーグ突破の戦略は木っ端微塵に砕け散りましたし、全てのチームが勝ち点を得たことで、3試合目の勝敗で1次リーグ突破チーム(2チーム)が決まるという一番ハードな(日本は回避したかった)シチュエーションになりました。

 日本はスペインに勝ってなお、ドイツ-コスタリカ戦の結果に左右されます。引き分けでも突破の可能性はあります。ドイツもコスタリカも同様でどちらが勝っても日本-スペイン戦の結果に左右されます。スペインだけが勝ち点4なので引き分けでもOKという状況。

 もう戦略もクソもありませんね。とにかくスペインに勝つ。引き分けでもいいスペイン相手に勝ちに行く。それしかないというシンプルさに、もう苦笑いしか出ません。

 前々回の記事(コチラをクリック)でも書きましたように、戦略というのは自軍のやりたいことを成し到達したいところに達するために作る方向性というかシナリオです。
 地図上の現在地を記して、目標地点を書き込む。で、そこに辿り着くために進軍しますが、道中で乗り越えなければいけない局面が訪れる。ワールドカップに例えれば、1次リーグ突破が現時点での目標で、ドイツとコスタリカに連勝してスペイン戦に臨むというのが戦略、それぞれの試合が乗り越えなければならない局面となります。
 そしてその局面を乗り越える(それぞれの試合で勝つ)ためにはどの選手を起用し、どのようなシステムとコンビネーションを使うとか、そういうところのいわゆる「戦術」が必要になるわけです。
 で、その戦術が上手く行かないと、だいたいは敗戦となってしまうわけですが・・・・・・。

 どの世界でも戦略はいけるのに戦術はダメダメな人っていますね。逆に戦術には長けているのに戦略は描けない人もいます。どちらかと言えば、後者のほうが成長する可能性は高いと感じます。
 スポーツでも何でも、戦術を確立させるのは結構大変です。戦術って、ある意味では知識や武器そのものであったり、それらの運用方法であったり、人の知性や体力であったりします。それらを確固たるレベルまで到達させなければ、戦略もクソもないわけです。

 こういう話になると、よく理論家と実務家の比較論が出てきますが、個人的には理論家が実務を学ぶより、実務家が理論を習得していくほうが理解も早く能力も伸びていきやすいと考えています。現場の知識がないままでは如何なる理論もチカラを発揮できないのです。
 なぜならば理論もまた、現場での数えきれない成功と失敗から見出されたものだから。

 理論はいきなり天から授けられるものではありません。
 むしろ大地から空に向かって伸びていく植物のような存在であるわけです。

 ですから、何かご相談を頂いたとき、経営者の方と現場の意見の両方を伺って、どうにかこうにか練り合わせできないかと悩んだりします。経験上、どちらかの意見だけを取り入れるより、どちらの意見も練りこんだほうが良い仕事・良い結果になる場合が多いですから。

 もう戦略もクソもなくなって追い込まれたサッカー日本代表ですが、失敗や敗戦から立ち直るチャンスがある限り、諦めるわけにはいきません。

 自己啓発本を全く読まないわたしですが、こういう言葉は知っています。
「努力が必ず実るとは限らないが、成功する人間は全員が努力している」
「成功できる秘訣のひとつは、成功するまで諦めないこと」

 ポイ・・・・・・毛の生えた素人にさらに毛生え薬をかけたレベルの知識しかないわたしでも物申したいことは山ほどありますが、とりあえず外野は黙して語らず、全力応援。これに尽きますね。

 それでは今週も頑張ってまいりましょう。


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