おはようございます。
 新年1月12日、気温も高めで穏やかな朝です。今日の「日の出」は那覇市で午前7時18分(国立天文台発表)。ちょうど今朝も疑問に思っていたのですが(冬至を過ぎたのに、やたら暗いなあと)、日の出に関しては1年で一番遅い時期がちょうどこの時期だそうです。ちなみに日の入りは例年11月下旬から12月初旬あたりが一番早い時刻(17時37分前後=同天文台発表)になっています。
 誤った情報だと先に書きますが「日の出が一番遅くて日の入りが一番早いのは冬至。なぜなら昼の時間が一番短いのが冬至だから。」というのはわたしの思い込みだったのですね(恥)。人は思い込む動物だから(言い訳)。
 正しい知識は「昼の時間が一番短いのは冬至。日の出が一番遅いのは1月の鏡開き前後(小寒から大寒あたり)、日の入りが一番早いのは11月下旬から12月初旬(小雪から大雪あたり)。」でございます。二十四節気に示されている約2週間ごとの季節の移り変わり。先人の知恵・知識には、改めて教わることばかりです。

 さてさて、、、事例はサッカーですが、今日は「人材と人事と組織」というテーマです。笑

 サッカー日本代表のコーチ陣の人選が難航しています。
 監督は続投が決定しましたがコーチ陣は続投とはならず、新しいコーチを絶賛募集中です。これが難航している理由は……何となく想像できますけど。やりたい・やってみたいけれども、自分から手を挙げてしまうと、あとが怖いよ。的な心理が働いているのではありませんかね。
 去ったワールドカップでは、日本代表をめぐって物凄い盛り上がりの波とバッシングの渦でしたからね。開会前の「ワールドカップ? どこか遠い国の出来事でしょ。」感はどこへやら、プラスにしろマイナスにしろ恐ろしく熱狂的に扱われているのを目の当りにしたら、「請われたから引き受けた」というポジションで始めたくなるのは当たり前です。
 「代表監督はクレージージョブ(岡田武史氏)」とは、本当にこの仕事の難しさを的確に言い表しています。

 この人選の難航を、もちろんわたしはメディアを通して眺めているだけなのですが、メディアの挙げてくるコーチ候補が目を疑うというか、耳を疑うというか、えっとー、コーチの候補として名前を挙げる基準は何なんですか?と問いたくたるような方ばかりだなと、考える人は少なくないでしょう。

 実際に名前の挙がっている方は、1)著名な元選手のうち、2)一般的に好感度が高めであり、3)メディアのウケも良く、4)さらに出演依頼に応じていて、5)コメントが日本サッカー協会(JFA)に批判的ではない40代。という5ヶ条しか見えませんけれども、その理解でよろしいでしょうか。

 メディアが勝手に名前を挙げているだけなのか、本当にJFAが打診しているのか、あるいは本人がメディアを通して意思表示をしているのか分かりませんし、もしかしたらいずれかの観測気球なのかもしれませんが、この人選がサッカー日本代表の向上につながる人選かと言えば、??????疑問符が並んでしまいます。

 選手として海外経験を積んでいる(成功している)という意味ではちゃんと成功している人もいますが、実際に「監督としては失敗している元スター選手」までが候補に挙げられているところを見ると、うーん。うーん。ですね。

 人材というのは組織側の視点に立った言葉です。よく人財とも言い換えられますが、それすら組織本位の言葉でしかありません。
 しかし組織に貢献する人を求めるのですから、言葉としては人材が人財でも何も変わらない。重要なことは組織に貢献(業績向上)してくれる人かどうか。それだけです。誤魔化しようのない基準はそれだけなのです。

 良い人材がきちんと能力を発揮してくれるように配置する。これが人事の為すべきことですが、もちろん人が動かす事ですから、純粋な目的のように進むはずがない。そもそも人事に関わっている人材が適正かどうか、という疑念も組織のなかには常にあるものですから。

 名選手、名監督にあらずと言われて久しいものの、やはりある程度選手として実績を残した選手が監督としても良い実績を残している割合は高い。統計を取ったわけではありませんが、そんな気はします。しかしそれも、たまたまその選手が監督としても組織に貢献(業績向上)できるタイプの人間であったということであって、ではどういうタイプの選手(人間)が指導者として組織に貢献できるかと言えば、、、組織にもよるでしょう。そこの組織に行けば、その組織の最適解は必ず見つけられます。

 組織と個人(会社と社員/チームと選手/JFAとコーチ陣でも可)とはお互いに利用し合い、利害が一致する関係が理想的であり、そのバランスが取れたときに最も良いパフォーマンスが発揮される、と考えています。

 会社は社員を雇用し、給与を支払う代わりに会社にメリットをもたらしてもらう。個人は会社に雇用され会社にメリットをもたらすことで対価として給与を受け取る。
 会社は、社員が一番チカラを発揮できる(良いパフォーマンスを発揮できる)状態に持っていこうとする。社員は自分自身の成長が会社により大きなメリットをもたらすことを理解し、より成長を望む。そういう循環がある組織は強いですね。

 しかしながら、そう上手くは運ばないでしょう。組織にある人間が必ずしも理想的な振る舞いをするとは限りませんし、雇用される側が必ずしも理想的に振る舞うとは限りません。
 そもそも「理想的」についてもその場所・人によって違ってくるわけですし。

 だって人間だもの。とグチをこぼしたくもなりますね。

 だって人間ですから。笑

 本来の目的を見失わないこと。人材と人事と組織の関係も、そういうものだという至極当たり前の結論でしか締めてしまう自分の怠惰を叱っておきます。苦笑

 それでは今日も頑張ってまいりましょう。

 

 


1件のコメント

whoiscall · 2023年7月1日 11:00 PM

Cheers!

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