おはようございます。
 昨夜からしのついた雨が夜明け前まで街を濡らしていたようで、乾ききらないままですね。

 事務所の道向かいに広がる奥武山公園では先の週末(1月21日・22日)に「おきなわ花と食フェスティバル2023」が開かれていました。
 沖縄の農業・漁業・林業の生産者と、たくさんの消費者が直接出会えるイベントです。

奥武山公園230123

 広告業界にいて、20年以上イベントに関わる仕事をしてきましたが、この「花食(略称)」には関わったことがありません。花も食べるのも好きなのですが、なぜかご縁の無いままでした。

 それにしてもイベント翌日の会場は、どの会場でもしんみりとした感じがあります。まるで「兵どもが夢のあと」です。人の夢、喜び、笑顔、熱気などがたくさんたくさん集まっていたエネルギーの残滓を感じさせる何か。

 実はこの現場、イベント翌日にも関わらずキレイに清掃されていて、しかもゴミがきちんとまとめられていて、運営されていた皆さんの手際の良さがすごく感じられました。

 わたしたち業界の合言葉のひとつに「(施設を)お借りしたときよりも美しく返す」という言葉があります。
 イベントで使うから汚れて当たり前とか、使用したものが劣化するのは当たり前、という考えで仕事をするのは二流にも及ばない三流ですね。どさんぴんです(古詫)。
 まず汚さないように使用する(でも我々もパフォーマンスを発揮するために遠慮はしませんので、いくらかは汚れます)、そして使用する前よりキレイにしてお返しする。これはもう常識です。

奥武山公園230123(2)スタジアム方向

 それにしても、これだけの広さ(写真に入っていないスタジアムの向こう側や武道館も会場になっていたようです)の会場を、イベント終了後に清掃しておくなんて、どれだけ手間をかけたのかと想像するとアタマがクラクラします。
 単純だけれど簡単ではないのがイベントの撤収であり、事後の清掃です。
 朝から感心する出来事でした。

 このようなイベントは、実施の前に重要なことがあります。
 はい、集客です。イベント本番と事前の集客広報は同じくらい重要です。
 たくさん集客して、会場をたくさんのお客様(一般消費者)で埋め尽くして、楽しんでもらって、無事故でお帰り頂く。集客から設営・運営・撤去まで無事に終わる(ついでに報告書を書いて請求書を書く)。お客様も嬉しい、参加した業者の皆さんも嬉しい、主催者も嬉しい、わたしたちも嬉しい。みんなが嬉しくてWINがたくさんある、良い仕事です。
 すごく大変ですけど。苦笑

 わたしの仕事はイベントだけではありませんが、ずいぶん長い間それにも関わってきて、いつからか純粋にイベントを愉しむ!なんてことが出来なくなってしまい、たとえプライベートの時間にイベントで遊ぶ(参加する)側にいても、いつも(運営側の目線で)会場内のどこか何かが気になって仕方なくなる職業病にかかってしまいました。

 今朝のようにイベントが無事(たぶん)に終わった光景を見るのが一番気楽でいいな。と思ってしまう自分に苦笑いしながら、今週がスタートしていきます。

 関係者の皆様、昨夜はよく眠れたでしょうか。その気持ち、よく理解できます。大変おつかれさまでした。素晴らしく片付いた現場に感動しましたよ。

 それでは今週も頑張ってまいりましょう。


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