(那覇市上空230126)

おはようございます。

今朝(2023年1月26日)の空は素晴らしい陽光に満ちています。気温は低めですが、光が降り注ぐ場所ではとても暖かい。すてきなことです。

 沖縄では桜が咲き始めていて、先週末から沖縄県内の桜の名所では桜祭りが始まっているところもあります。少し本島内を歩いてみたのですが、わたしの見たところでは三分咲きという感じでした。

 沖縄の桜は正月過ぎに気温がぐっと冷え込んで緩んだころに咲き始める。そういうふうに聞いた記憶があります。年末年始の冷え込みを経て、咲き始めた桜。ここ二日の冷え込みがまた大きく花を咲かせるきっかけになるのでしょうか。

 さて、冷え込みに耐えて花を咲かせる桜が季節のセオリーなら、よく聞かれる言葉に「勝利の方程式」というものがあります。

 元々の語源というか言葉の使われ方として始まったのが、日本プロ野球における「ピッチャーの継投」ですね。チームがリードしている展開で試合の終盤を迎えると、数人のリリーフピッチャーを投入して相手バッターを押さえて試合に勝つ、いわゆる「勝ちパターン」のことを勝利の方程式と読んだのが始まりだと言われています。あの某永久不滅のチームの某著名監督が使い始めたと。

 ですから、自然とあの時代の某監督ファンだった世代からビジネスの世界にも広まっていったと考えられるわけですが、この勝利の方程式、言葉としておかしいよとツッコミを入れる余地はあるのですがとりあえずそんなことはせずに、、、ああ、そうですか、お聞きになりたいですか。笑

 そもそも方程式というのは「解が分からない不定数を求める計算式」であるので、いわゆる勝ちパターン的な使い方と考えた場合、正しくは「勝利の公式」になるはずだ、というのがわたしのツッコみたい意見でございます。笑

 ま、そんな勝利の方程式ではありますが、方程式であろうが勝ちパターンであろうが、それでも100%勝利という結果には結び付きません(その意味では結果100%が前提の公式とは言えないな、と考えないでもないですが、それは置いておきます)。
 となると、より勝利を増やすために重要なのは、その方程式(勝ちパターン)を増やすということではないかと考えます。

 サッカーだとチーム戦術の基本は「ポゼッション(ボール保持)」か「カウンター」のどちらか、あるいは両方をつかいこなすチームもあります。野球でも投手力(守備力)で「守り勝つ」か、打撃力で「打ち勝つ」か、あるいは両方を備えたチームもあります。
 しかしビジネスの世界で大事なことは戦術ではなく利益を出すこと、利益を出して目標を達成することが最大の目標であるので、年度ごとの勝負に負けることなく毎年必勝が望まれます。
 それを考えると、やっぱり勝ちパターン(=収益を上げる道筋)はたくさんあるほうが望ましいのではないかなと。

 以前から何度か「企業は分業制からコングロマリット化に再転換するのが望ましい」と私見を述べておりますが、収入の柱をいくつも増やしていくほどにリスクヘッジができますし、経済のマクロな流れを見ていても、財務強化の観点からもおそらくそちらのほうに流れていくし、早い企業は相当に進めている感じでもあります。

 勝利の方程式。
 答え(解)はひとつですけれども、そこに至る算式はひとつではない。1+2=3ですが、3=4-1でもあり、3=5-2でもあるわけです。利益を挙げるのが解ならば、そこに至る算式をいくつも考えてみましょう。あ。また別のテーマが浮かんできましたが、それはまたの機会に。

 それでは今日も頑張ってまいりましょう。


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