セルラースタジアム(半分w)230209

 おはようございます。
 まずトルコ・シリアの大地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げ、亡くなられた多くの方々に哀悼いたします。被害が少しでも少なく済みますように。


 さて。当事務所の近くにある沖縄セルラースタジアムは、朝の光を受けると客席が映えます(わたしの写真はしょぼいですが)。
 当事務所からはスタジアムの北側半分しか見えないのですが、その視界を塞いでいる(笑)お隣のマンションからはきっと全体が美しく見えるのでしょう。毎年開催されているプロ野球の公式戦などもベランダから観戦できるでしょうね(実際に、2軒隣の建物は有名ですし)。

 で、写真を撮りながら思い出しましたが、そういえばこのセルラースタジアムが開場したとき(調べてみたら2010年)に、オープニングセレモニーを担当させて頂きました。
 派手なイベントではなく、関係者をお招きしたお披露目会のようなセレモニーで、仕様内容が指定された入札を経て受注した案件でした。
 これから入札を始めますという直前に、代理人用の個人印を忘れてどうしよう! 「頼む! 持ってきてくれ! 積算した見積額には自信があるんだ。これで落札できなくてもいいけど、入札に参加できないのはイヤだ!」というような事件があったことまで懐かしく思い出しました。笑

 ついでに、長年イベントに関わる仕事に携わってきましたが、「自分の仕切る現場が悪天候で中止」という経験がありません。このセルラースタジアムのセレモニーも当日は晴れていました。しかし前日の雨のせいで客席が濡れており、朝からスタッフ総出でシートを拭くというトラブル対応がありました。「あれ? 雨? でも、セルスタは屋根があるから大丈夫だよね。」と高をくくっておりましたのも、懐かしい。当時の上司が気づいていなければ、セレモニーの開始時間に影響したかもしれません。自分は昔から心配性だと思っていましたが、当時はそうでもなかったようです。苦笑

 さてさて、本題。
 東京オリンピックの贈収賄事件の捜査が、関連して談合を掘り起こしました。

 贈収賄に談合。公共事業あるあるセットですね。

 マジメにやっているのがアホらしくなりますね。

贈収賄や談合を防ぐ手段って、当事者のモラルに頼るしかないのでしょうか。

 以前にも書いたのですが(その記事はコチラをクリック)、時代はそろそろ「入札制度を再考する時期」に来ていると考えられます。

 後発企業にも事業参加するチャンスを設けるため、癒着による随意契約を避けるため、そして限られた予算を無駄遣いしたくないという考えの下に制度設計された入札制度ではありますが、そのプロセスに何者かの意志が介入する機会がある限り、贈収賄も談合も無くならないのは自明の理ではありませんか。

 昔、どこかのボスが話しておられました。「贈収賄はダメだが、談合は場合によっては必要悪だ。」と。贈収賄は担当者個人が利益を得て便宜を図るが、担当者が利益を得ていない状況での談合に限れば、それはお互いの利益を確保するための必要悪だ。確か、そのような趣旨でした。

 競争は大事だが、過当競争では業界全体が力を失ってしまう。競争できるところは競争し、協力できるところは協力する。そういうやり方で良いのでは。
 というようなことも話しておられました。

 このような考えがすべて正しいとは考えてはいませんが、そういう必要悪を生み出すくらいなら、いっそのこと抽選にすればいい。以前にも述べましたが、入札制度ではなく、完全抽選の制度を構築して導入すれば良いと思います。

・該当事業を完遂できる企業団体(JV可)であること。
・該当事業に当選した場合、担当部署の他事業の抽選には参加制限を設ける。(なるべく多くの企業に参加してほしいため)

という条件を設定して、事業受託を希望する企業を募る。該当事業を完遂できる能力を有するか否か、の判断が必要になりますが、予算によっては少し緩く見てあげてもいいと考えます。参加企業の「事業を完遂できる自信」が、ただの過信でないことを祈るしかありませんが。笑

 魚心あれば水心ありと申しますように、利益を上げたいがために、、、インサイダー取引に手を出した秀才型のお兄ちゃん(笑)もいるわけで、事業委託者決定のプロセスにおいてなるべく個人の意志が入り込む余地を少なくする、という制度設計が必要な時代になっていますよ。
 今日はそういう話でございました。
 構築・検討したい自治体の方、どうぞ深天舎までご連絡くださいませ。当ブログのお問い合わせフォーム(コチラをクリック)または当社のEメールアドレス(info@shintensha.earth)まで。

 それでは今日も頑張ってまいりましょう。


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