初のモノレール通勤(奥武山駅)

 おはようございます。最近、生まれて初めて「電車(モノレール)通勤」をやってみた深天舎・平良です。駅の改札を出てから3分足らずという好立地に事務所を構えていながら、モノレールで通勤しなかったのは自宅は駅から近くないから。笑
 あと、ラッシュアワーの混雑を避けたいとも思っていました。若いころにバス通勤をしていたのですが、3か月も持たずにバイク通勤に切り替えました。
 東京などに出張した際「電車のラッシュアワー」にかち合うたびに、毎日コレというのは自分にはムリだと心の底から感じていました。もうもう牛牛(ギューギュー)ですからネ。
 沖縄都市モノレール(ゆいレール)のラッシュもなかなかのものでした。ハッキリ言えば「こんなのヤダー!」なほど混雑しておりました、ハイ。この春から一部の車両編成が2両から3両に増えるようです。はよ、はよ。

 さて、今朝の通勤時。例によって「沖縄県内で一番長く待つ(と勝手に認定している)交差点」で信号待ちをしていると、道路の向こう側の歩道で寝ているオヂサンらしき人の姿があります。地理的な理由(ある有名な飲み屋街の出口あたり)から推測すると朝まで呑んでいた酔人(よいんちゅ/造語)と思われますが、今朝も割と冷えていたので大丈夫かしらと見ていました。何せ県内で一番長く待たされる交差点(推測)で信号待ちをしているので、観察する時間だけはたっぷり(1回約2分)あります。

 と、おもむろに起き上がったこのオヂサン(やっぱりオヂサンだった)、やおら立ち上がるとよちよち歩きで近くの植栽に寄っていき、周囲をきょろきょろと見まわした後、数えきれないクルマが行き交う交差点の近くでまさかの小用を……。しかも長い……。苦笑

 信号が青になったのでわたしは通り過ぎましたが、そのオヂサン方面に向かって、最近見かけるようになった通勤姿の若いカップルが歩いていきます。うーん。オヂサン、早めにブツをお仕舞いくださいと祈るばかりでした。

 実は先日、その飲み屋街で久しぶりにお酒を呑む機会がありました。

 わたしは初めてのお店でしたが、割りと名の知れたお店であるらしく、こじんまりとした店内には入れ代わり立ち代わりお客様が入ってきました。そこで感じたのは観光客の方々が数多くいらしていたということです。わたしは仕事絡みの呑みでしたが、お客様は観光の方が8割くらいというイメージ(座席が少なくて近いので数えやすかった・笑)でした。

 コロナ禍を乗り越えつつあり、沖縄にも観光客の方が多くいらっしゃるようになりました。わたしは地元にたくさん貢献したい!と考えているものの地元愛はフツーです、と自認していますが、沖縄が好き!と言ってもらえるのは、やはり嬉しいものです。どんどんいらして頂きたいですね。

 しかし、それの受け皿となる観光業は、いかがでしょうか。

 ここは「コロナ前と同じに戻りたい!」ではなく(どのみち過去には戻れませんから)、新しい道にシフトしていきたいところです。

 つまり「薄利多売」から「高利益体質」にシフトしていきたい。という意味です。

 以前にも指摘しました通り、沖縄の観光業界は薄利多売が中心でした。1千万人の観光客が訪れても、観光業関連に従事する人たちの給与水準は低いまま。何故なら薄利多売だったから。取引1件当たりの利益がどれくらいなのか、お聞きするのも恐ろしくなるのが沖縄の観光業界でした。

 この利益に関して、こんな話があります。

 沖縄で名のあるホテルが修学旅行生を受け入れるようになったのは、宿泊客の数が見込めるだけではなく、食事や浴場などの時間も読みやすいためスタッフのシフトも組みやすくなり、また割と良い水準の利益があるから(=修学旅行案件は比較的利益がある)と話しておられました。
 名のあるホテルがプライドを捨てた、と言われるのではないか。そんな声は内部にもあったそうですが、「いつも以上に真心を込めてお迎えしよう。将来のファンづくりだと考えよう。」と声かけをしたそうです。

 つまり、修学旅行生が将来大人になったときに、またこのホテルを利用してもらうために、いま真心を込めてお迎えする。そのような話ですね。

 修学旅行の受け入れは、始まりは良い水準の利益を上げるための施策であったけれども、充実したサービスと良い思い出をお土産にして頂くことで、継続的な利益につなげられる。少なくともその可能性が広がる。

 一見何でもないことに見えるけれども、大きなチャンスに変えられる。将来を見据えた視点を学ばせて頂きました。 

 モノではなく、体験。と言われて久しいですが、コロナ禍は、体験とは何であるのかを再考する良いチャンスにもなっています。

 高利益体質へのシフト。
 なかなかに難しい課題でもありますが、空前の値上げブームのなかで社員の給与も増やしたいと考えたときに、やはり、やはり、高利益体質へのシフトがどれだけ進められるか、ということが大事な課題になっていきます。

 原材料費を始めとする資材の仕入れ値の問題もありますし(なぜなら仕入先にも生活があるから)、経営者の悩みは尽きません。

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 それでは今日も頑張ってまいりましょう。

 


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