おはようございます。
2023年ゴールデンウィークが始まりました。
5月1日月曜日、那覇市上空は曇りで何なら雨が降り出しそうな感じですが、写真にもある通り遠足の小学生と思わしき集団が乗り入れてきましたので、どうか雨が降らずに楽しい遠足となりますように、と祈るところから始めた深天舎です。
さて今日は5月1日。
古き慣習では「MayDay(メーデー)」と呼ばれる労働者が集まって、権利を要求するために行動した日です。労働者の権利。権利と義務は表裏一体。ま、難しい話は横に置きます。
わたしが小賢しい小学生だった頃、夏休みだったと思いますが、母親と早朝散歩していたのですね。休みの日に限って早起きできるわたしでしたが、その日がどのようなシチュエーションだったか、細かいことは憶えていません。
ただ、ゴミ収集車と作業員の方が朝からゴミを収集していました。
それを見た小賢しいわたしは点数稼ぎに言いました。
「お母さん、勉強ができないと、ああいう仕事しかできなくなるんだよね?」
んまー、わたしはあろうことか、職業に貴賤を見ていたわけですね。
わたしの母親は「勉強ができないとタクシー運転手しか仕事がなくなるよ。」が口癖の職業観を持っていたので、「そうだね、よく分かっているね。ちゃんと勉強したほうがいいよね。」という返事が返ってくるものと思い込んでいましたら、
「バカたれ! あの人たちは、みんなが嫌がるような仕事を引き受けている、立派な人たちだよ。ゴミ収集する人がいなかったら、街はどうなると思う? どれだけみんなの役に立っているか。」
と、半ばキレ気味に返してきました。
ああ、我が子の教育を間違ったわ。このバカタレが。とでも言いたげな口調でした。
わたしは何かのタイミングで、このときのことをよく思い出します。
社会の役に立つ仕事をしている人は立派な人。
職業に貴賤は無い。
自分の仕事は社会の役に立っているのかな。
そういうことを時々、自分に問いかけています。
誰かの役に立っている。
だから報酬をもらえる。
社会の役に立つ。
たくさんの人の役に立つ。
そういうことなのだろうと。
国や自治体の公共事業に長く携わってきたのも、社会の役に立つことだから、という側面は大きいですね。
自分自身が興味を持って取り組めて、それがたくさんの人の役に立つなら、それはとても幸せなことです。人材育成、キャリア教育、平和教育、島くとぅば、地域特産品、最近では農林水産業にも興味があります。
深天舎も4月から二期目に入っております(一期目の締め作業中。ひょえええええ)。
メーデーに触れては母親の言葉を思い出し(タクシー運転手さんゴメンナサイ)、社会の役に立ちたいと、なるべく多くの人の役に立ちたいと、そういう願いを強くする。
そんな5月の始まりです。
それでは今月も頑張ってまいりましょう。
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