おはようございます。
今週は梅雨前線が居座るらしいですが、できれば雨が降るのは夜中だけにしてもらえないかしら、などと不埒なお願いを捨てきれない深天舎・平良です。
だって、通勤もアポもあるんだもん。←いや、夜中に仕事する人もいるでしょうよ。
さて左の写真はいつだったか(数か月前)移動中に見つけた「ど冷(ひ)えもん」という冷凍自販機です。
メニューはヤギ刺しと馬刺しのみ。
えらい特殊なニーズやん。(*´Д`*)
買う人はいるのかしら?、と気になってしまい、30分ほど自販機の近くに滞在してみましたが、現れませんでした。そりゃ30分ではね。
つい先日、同じ場所を通りかかりましたら、自販機は同じ場所で稼働しておりました。初めて見つけてから数か月経っているので、それなりの需要はあるのかもしれません。あと半年ほど経ってから、また確認したいと思います(ニーズの検証)。
この自販機は「ど冷(ひ)えもん」という名称で、サンデンリース(https://www.sanden-rs.com/)という東京の会社が開発したものです。
冷凍食品の自販機というのは技術的には新しい技術ではなく、構造の工夫であったり、ほかの既存技術と組み合わせることで生まれたものだそうです。
このような事例を、既存技術の水平移動と表現します。
実は世の中のテクノロジーはほとんどのものが最先端技術ではなく、既存技術の水平移動で出来上がっています。組み合わせの妙、ですね。
組み合わせの妙、と言えば、写真の自販機のメニュー「ヤギ刺しと馬刺し」です。
ヤギ肉と馬肉の両方、もしくはどちらかがお好きな人の立場からすれば「したいひゃー!」と快哉を叫ぶのかもしれませんが、その快哉を叫ぶような人(ニーズ)が地域にどれくらいあるか、という観点からは思い切ったラインナップだなあと感じます。
ところで、マイナンバーカードとインボイス制度。
いきなり何なんだよと思われるかもしれませんね。
このふたつと冷凍自販機と何の関係があるのかと自分でも思いましたが、連動して思い浮かんでしまったのですよね。
マイナンバーカード自体はともかく、それの保険証切り替えや口座の紐づけについては、拙速に過ぎる。
と、考えます。
老人子供を置き去りにして進めて、誰が得するのでしょうか。そのニーズが全く分からない。お年寄りは資産、子どもは財産です。少々のミスや事故は仕方ない、進めることが重要だと思っているのなら、そのミスや事故で国民の財産や命が失われるかもしれないことを思い出してほしい。
あれ? これって、前回のクルマの記事と同じところに行き着きますか?
インボイス制度も、拙速に過ぎます。
このコロナ禍で体力を失った中小企業からの税収を増やそうだなんて。
深天舎の体力を過大評価するんじゃねえ!
見かけよりもっと軟弱だぞ! (゚Д゚)ノ
ということで、ですね。
何が何でも実現する、ではなく、もっと社会のニーズを読み取って、もう少し後ろにずらして進めれば良いのではありませんか。
方向転換は恥ではない。
朝令暮改の良い意味は、賢君を示すそうです。
いま、マイナンバーカード関連やインボイス制度の先送り判断を下せば、それは大幅な支持率回復が見込めるとは考えませんかね。
政治におけるニーズとはつまり、国民の意見でしょう。
ニーズを読み違える商売に、未来があるでしょうか(反語)。
と、いうようなことを考えながら、ですね、今日もまた頑張って参りましょう。
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