給与は分かりやすい未来施策

おはようございます。
前回、無断休載した深天舎・平良です。

大変有り難いことに、毎週のブログ更新日(月・木)には多くの方にご来訪頂いております。
正直に言えば17日月曜日の昼の段階で、更新していないことに気づいたのですが、公休日だし・PC持っていないし……という、いわゆる「やらない理由」をピックアップして、サボってしまいました。

ご来訪頂いた皆様、改めて申し訳ありませんでした。m(__)m

さて。(゚Д゚)ノ

来年(2024年)8月、沖縄本島南部の南城市に某世界的小売企業(コストコですね)が開業します。
かなり以前からウワサはあって、でも正式発表のあともなかなか話が前に進んでる様子がなかったのですが、いきなり「24年8月」と来たのでちょっと驚きました。

商圏人口を確保するために、ちっとも前に進まない南部東道路が整備されてからじゃないと開業しないだろうと聞いていましたが、来年の開業については「知っている人は知っている」という情報だったのでしょう。

しかしそのコストコ、全従業員のうち8割~9割を地元(県内)から採用・しかも時給1600円から、という報道がありました。

南城市で時給1600円。

沖縄県の最低賃金853円(23年7月18日現在)。

そういうことですね。

実は数年前、沖縄本島中部に大規模商業施設(アレです。想像通りです。)がオープンする直前には、周辺の小売業やサービス業などで一気に人材不足に陥る現象が起きました。

その商業施設が、時給1200円とか1500円、2000円で人材募集を始めたために、そちらのほうに人材が流れたのです。

そのときと同じ現象が、来年も起きるでしょう。時給853円とは言わなくても時給1000円くらいで働いている人が、同じ内容で時給1600円の仕事があるなら、そちらに動くのは当然と言えば当然です。

南城市の店舗には300人~400人の雇用、想定する客数は1日3000人~6000人、駐車場は800台規模。

南城市の持つ観光資源の魅力と相まって市域が賑わうのは間違いないでしょうが、地元の小売業にはかなりの衝撃。

しかしこの現象、実は小売り業だけではなく、将来的には沖縄県内の多くの業界に当てはまる可能性があります。

つまり、自社や県内同業より規模の大きな資本が沖縄県への進出を考えれば、同じ現象はどの業界でも起き得るのだということです。

沖縄の雇用者報酬も御多分に漏れず、30年以上も成長していませんでしたから、県外資本や海外資本の企業と給与面では勝負になりません。

わたしは県外企業から県内企業に転職したとき、年収の45%を捨てました。幾ら好きな業界に転職したかったとはいえ、今振り返れば

完全にアホですね。(*´Д`*)

年収の45%捨てるなんて。(*´Д`*)

現役晩年のスポーツ選手か。(*´Д`*)

今もしあなたの経営する会社と同じ業界に、大きな県外資本・海外資本が進出してきたら……。

いやもう鳥肌が立ちすぎて、震えが止まりません。

いまこの時点で沖縄県内の企業が社員の給与や待遇を再考するのは、会社が存続するということの意味を改めて考えるチャンスなのかもしれません。

このままではダメ。

今言えるのはそれだけですが、ご相談頂ければご提案できることはたくさんあります。

深天舎でした。

それでは今日も頑張ってまいりましょう。


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