見事に炎上

おはようございます。
セミの声がミンミンシャワシャワと喧しい7月26日水曜日の朝です。

ボクシングの井上尚弥選手がスーパーバンタム級のベルトを2本奪取、そして大相撲の豊昇龍関が大関に昇進決定と嬉し大きなニュースが立て続けに届いていますが、今朝の臨時アップはやっぱりビッグモーターさんの件ではないかと。

経営陣→管理職級への発言
「何をしてもいいから利益を出せ。」

管理職級
「承知しました。」

あとは忖度(そんたく)。

命令した経営陣は見て見ぬふり。

イリーガルなことをやれとは命令していないぜ?www。
と、言い訳できるように。

という構図が透けて見える気がしますが、気のせいですよね。

きっと気のせいでしょう。

外野どころか外野席(芝生)から見聞きしている人間が、風聞だけで叩くのはいけません。

ま、それが炎上の本質なんですけど。苦笑

ただ、経営者は言葉に気をつけなければならない。と、やっぱり思わされます。

経営陣が「どんな手を使ってでも儲けろ。」と言われれば、社員はイリーガルな手段すら視野に入れてしまう。
経営陣に「利益を出さなければ降格。」と言われれば、社員はイリーガルな手法に手を染めてしまう。ということを、経営陣は理解しながら言葉を発していく必要がある。

ですから、

「ゴルフボールで傷をつけるなど、ゴルフ愛好家に失礼だ。」などと、素知らぬ顔で論点をずらすような返答をするのはよろしくありません。

「環境を改善する」などと言って、不正の証拠や圧力をかけたログが残っているかもしれない社用のLINEアカウント削除を指示したりするのもよろしくありません。

いずれにしても、代表取締役を降りたところで資本(株式)は手放さないでしょうから、まあ、物言う株主として社長時代と変わらない権力を発揮し続けることは間違いありません。

前回の記事(コチラをクリック)と相反するので恐縮ですが、

株式総発行数の3分の2以上の議決権を握った株主は、その気になれば「無敵の帝王」でございますから。

代表取締役が何をやろうとも、無敵の帝王が「やめろ。こうしろ。」と言い出せば、引っ繰り返るのが会社組織です。

全国的に有名だけれど上場していない大企業もあります。
そういう企業は良い意味で無敵の帝王(主に創業家)がいて社外からの意見に左右されない経営をしているわけですが、まあ、無敵の帝王の言動次第では今回のようなことも起きるのだと、そういうことですね。

今回、火の手が上がってからネットの炎上まではそれほど時間はかからなかったのに、マスメディアの皆さんが取り上げるまでは時間がかかりました。

結構なご予算を投下する広告主だから、ですかね。

その気持ち(誰のどの気持ち)、非常に理解できます。苦笑

しかし、今回の一件は恐ろしいですね。

立場の弱い人(社員)を虐げるだけではなく、全く無関係のお客様の持ち物(クルマ)を傷つけるなどして保険会社から修理費を騙し取る、さらにはお客様は保険料が高くなって不利益を被るなど、どこまで被害が広がるか分かりません。

恐っ。

ですね。

企業は人。

人は城、人は石垣、人は堀。仇は敵なり。情けは人の為ならず。

有名な武田信玄公の格言で、昔から折に触れて書いてきたのですが、未だに教わるところが大きいと本当に感じています。

それでは今日も頑張って参りましょう。

明日は定例更新の予定です。


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