おはようございます。
最近お気に入りのコマーシャルは「麦飯石の水」な深天舎・平良です(ネタ元は某新聞の某4コマをご参照くださいませ)。
何なら現在の出演者(浅田芭路=あさだ・はろ)さんではなく、その前の出演者(村山輝星=むらやま・きらり)さんのときからお気に入りです。笑
数あるシリーズCMのなかでも「体育着登校」が素晴らしく笑えたのですが、直近では「地球が何回まわったとき」と「ラップ・北部」のバージョンがマイブーム1位2位で競っています。
このCMシリーズの何が良いか。
沖縄県内のCMクリエイターや広告会社の人間であれば悔しくて逆に語りたがらないかもしれませんが、いやコレ本当に上手いですね。
長くCMキャラクターを務めた村山輝星さんのあとの出演者選定(キャスティング)はとても難しい課題だったと推察しますが、某放送局の朝ドラで好評だった浅田芭路さんを起用することで首尾よく解決されています。
引き続きCMに視聴者の耳目を引き込むという効果を考えれば、これ以上ないと思える素晴らしいキャスティングです。
さらに、その出演者を「いやもうこれやりますか」と感じさせるアイディアで、笑わせにかかる。
CM内容と商品はほとんど無関係にも関わらず、最後は「ばくはんせきのみず」で締めて、商品名の刷り込みもパーフェクトに完了させています。
聞きやすい音楽を利用しつつ、憶えやすくフフフと笑う内容で、CMの音が聞こえたら映像まで見てもらえるようなCM。
いや、珠玉のレベルです。
コマーシャルの評価としては、個人的には近年稀にみるレベルだと感じています。
これと同じ方向性(著名な子役を起用するなど)して同じ評価レベルに到達するのは難しいでしょう。
コマーシャル(広告)を制作するのには相応の制作費用が必要ですし、作ったコマーシャルはオンエアさせなければ意味がありません。
制作費に莫大な予算を投入するのもありですが、それをどのように社会に広げていくかはもっと重要なことです。
そのプロセスで「企業の自己満足」なコマーシャルが生まれてしまうこともあります。
予算を使うのはもちろん広告主ですから、法律の範囲内でお好きなコマーシャルをお作りになる自由があります。
ただ、コマーシャルを見聞きするのはユーザーであって広告主ではありませんので、自社PRや商品PRという最大目的を達成するためには、自己満足を求めるよりもユーザー側に気に入られるコマーシャルであるほうがより重要ではないか、と、献策申し上げることも時々あります。
自分の好みより、お客様の好み。
コマーシャルもやはり、自社製品の一部なのだと言えます。
で、メイキングフィルムを見てみましたら、ご一緒したことのあるスタッフがたくさんいらしました。
面白い仕事やってんな~。
と、悔しくなったのは言うまでもありません。苦笑
いや、励みになります(本音)。
それでは週明け月曜日の今日も、頑張って参りましょう。
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