手作り感が拭えぬ(内輪の話)

おはようございます。

2023年10月23日月曜日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

事務所のエアコンがおそらく土曜日(仕事していました)から稼働したままだったことに気づいて、朝から愕然とした深天舎・平良です。

いやいやいや、何よりも丸1日分も電気エネルギー(沖縄は火力発電)を無駄にしてしまったという、

SDGSの観点から自分にガッカリしてしまいました(ウソでしょうね)。

電気料金よりもSDGS的にどうなのかと、自分を責めてしまいました(引っ張りますね)。

さてさて。

日本プロ野球(NPB)日本シリーズの対戦チームが決まりました。
今年もリーグ優勝チーム同士(タイガースとバファローズ)の対戦になりました。
関西のチーム同士でもあるので「関西シリーズ」と銘打たれて経済効果は1400億円を超えるという試算もあるようですが、関西シリーズと日本シリーズのどちらが格上に感じるかと言われれば、文字ヅラからすると日本シリーズかなと。

しかしながら両チームともにそれぞれのリーグをブッチギリで優勝したので、関西のほうが野球の実力は上、だったら関西シリーズが格上や!
と言い切る関西人の友達もいます(それも一面では正しい)。

どこかの国では自国のナンバーワン決定戦にも関わらず「ワールドシリーズ」と銘打っていることですし、名乗りはそれぞれの自由ですけれども。

ところで、NPBではブッチギリでリーグ優勝が決まった年には必ず湧き上がる議論があります。
リーグ優勝チームとリーグ2位3位チームとで日本シリーズへの出場権を賭けて戦うクライマックスシリーズ(CS)は要らないのではないか、という「CS不要論」ですね。

そもそもリーグ優勝が決まった後の「消化試合(盛り上がらないただの試合)」をなるべく少なくする目的で始められたというこのCSですから、無くすという選択肢はなかなか選びづらいでしょう。

いろいろ改善して来年以降につながればいいなと思いますが、この改善というのがなかなか進まないのがビジネスの難しいところです。

改善と言えば、某自動車メーカーが始めた「カイゼン」が有名ですが、他にも日本一幸福度の高い会社として注目された会社さんには、改善のための「目安箱」なるものが運用されていました。

この目安箱。

社内の問題点や社員の考えを把握するためには非常に便利だったので、マネをして取り入れる会社さんも非常に多かったと聞いています。

良いことはどんどんマネすべきです。実際にわたしも、沖縄県内で目安箱を導入した会社を何社も知っています。

が、

残念ながら目安箱が良い結果を生んでいる会社は(わたしは)知りません。

目安箱に投げ込まれた情報や意見は社員の思い、その箱を開けて中身をチェックするのは会社(経営側)です。

当然、1番目には挙げられた改善点がまず会社として是認できるかどうかの検討が必要です。
次に、是認できる内容ならばいつどのように改善策を打っていくのかも検討が必要になるでしょう。
さらに是認できない内容ならばどのような理由から会社としては認められないのかを社員にフィードすることも必要です。

もう少し言えば、その目安箱を誰が責任者として運営していくかも重要な要素になります。社内の意見と経営陣の考えを上手く調整する人が必要なのです。

そう、管理職です。笑

経営陣が目安箱を開けて社内の現場を目にすると、あまりにも自分たちの考えと違う社員の認識に愕然とする確率99%です。

だからと言って社員たちの出した改善案を保留して放っておくと、考えを聞きたいと言うから書いて出したのに、経営陣は現場を無視していると思われて、上下の信頼関係がより悪い方向に流れてしまう確率100%です。

そこに登場するのが管理職。

現場の意見も不満も吸い上げて、上手に変換して経営陣に伝える役割の人。
経営陣の考えを理解して、上手に変換して現場に渡して動かしていく役割の人。
管理職が目安箱をきちんと管理すれば、目安箱は上手く機能すること間違いなしです。

あれ? だったら、

ちゃんとした管理職がいる会社ならば、目安箱って要らなくね?(結論早すぎ)

そもそも、管理職が目安箱的な存在であるわけですね。

というわけで、

目安箱が必要です!と社員もしくは経営陣が言い出す会社って、管理職がきちんと役割を果たしていない会社か、管理職に十分な権限を預けていない会社か、どちらか……じゃないかなとわたしは考えています。これまでに見てきた会社さんでも、前者か後者かいずれでした。

ビジネスに齟齬は付き物。

目安箱より管理職。

優秀な管理職の数だけ組織は大きくなれるのかもしれません。

かもしれません。ですよ。

ちなみに、題材にしたNPBのクライマックスシリーズは某ワールドシリーズの国(アメリカって書けば)のプレーオフシリーズからひねり出したものですが、そもそもNPBとメジャーリーグでは球団数が違い過ぎる(NPB12球団、メジャー30球団)ので、改善点の第1案としてはNPBの球団数を増やしてみると良いのではないかと考えます。

16球団くらいが丁度良いのでは。東西地区分けなどすると地区シリーズやリーグ優勝シリーズなど、盛り上がる要素が増えまくり……ですよね。

まあ、既得権益の壁があるので実現不可能だとは思いますけれども。

ではでは、今日も頑張って参りましょう。

管理職にお悩みの際は、ぜひ深天舎までお声かけください。


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