選ぶ役割の人（23年11月16日）

おはようございます。

本日も予約更新になっています・深天舎です。
ただいま絶賛出張中でございまして、明日まで沖縄を不在にいたします。

もちろんノマドワーカー第一世代のひとりとして、出張先だろうが日常業務と並行作業なのですが、さすがにブログは時間が固定されてしまうので。

さてさてさて。

本日のテーマは日本大学選ぶ役割の人でございます。

昨今、あの日本最大の大学で色々と問題が発生しておりますが、またそれが上手く解決されないなーというところには、、、触れません。

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指摘したいポイント。それは、

問題が発生する場所には、問題が発生する素地（環境）がある、ということです。

問題が発生したときに為すべきなのは、まず問題への対処、次に問題の原因確認、そして問題を生んだ素地（環境）の改善。この３つです。

これら３つを実施するのは、企業ならば経営陣が主体となるのでしょうし、大学も同様でしょう。

ところがその対策チーム（経営陣）の長に、未経験者を置いたのが……まあ当該大学の？？？なところだと、当初から感じておりました。ええ、決して結果論ではありません。(*´Д｀*)

その大学の卒業生で著名人で文化人で見識のある人。

しかし、法人経営は未経験（個人事務所は法人ですけれど）。

言論のプロと経営のプロは違う能力が必要じゃないかなと考えていましたし、企業人ではない人に、またさらに難しいと推測される学校法人の統治は……無理じゃないかなと。

誰にでも最初はあります。何にでも最初はあります。未経験の分野でもたまたま上手くやれることはあります。
わたしにも我武者羅だった時代にビギナーズラックを引き当てた経験が何度もあるので、何でもとりあえずやってみろ、という当たって砕けろ精神は培われています。

しかし、学校法人という一般社会とはまた違う世界の問題解決を進めてもらおうという人選として適材適所なのかどうか、人選する側（選ぶ役割の人）までが当たって砕けろ精神で考えるのはどうか、ということですね。

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日本のプロサッカーリーグ（Jリーグ）では今年（2023年）、高校サッカーの監督がプロリーグ（J２）の監督となり、チームは優勝して1部リーグ（J1）に昇格しました。

それでも、それはサッカーの監督として30年近い実績を持つ人の為したことであって、全く畑違いではなくむしろこれまでの実績の延長線上にある業務でした。

さらには、その人選（高校監督→プロチーム監督）は、今年からチーム運営会社の経営権を握った名高いIT企業の社長が肝煎りで決断し、招聘しています。

大企業のトップが肝煎りで、この人なら、という人選をしたわけです。

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もちろん当該大学でも、この人なら！と信じて人選したのでしょうが、、、。

適材適所、というのは本当に難しい。

その判断が難しい。

成功例を探して、これならと思っても自社と他社では環境が違っているのが当たり前。
企業風土もやり方も違って当たり前。

では、大事なのは何か。

それは、選ぶ役割の人が、自分たちが選んだ人の言う内容を100％受け容れられるか、という一点に尽きます。

そう。

選ぶ役割の人こそ、自分たちが問題の発生する素地（環境）側の人間である、という自覚を持てるか否か、なのですね。

自分たちが問題発生の素地（環境）側の人間であるという自覚があって、その問題を解決するために外部から人物を招聘したのであれば、その人物の言動を全て受け容れるのが、選ぶ役割の人の最も大事な責務であるのです。

ただ、自覚はあっても、招聘した人物の言動全てを受け容れるのは、なかなか難しいのが現実。

それが当該大学のさらなる問題発生を生んでしまった。

つまり一連の問題の核心は人選や人物の能力ではなく、選ぶ役割の人たちが自分たちの責務を果たしていないという事実だったわけですね。

正直に言いますけど、本日の記事、書き始めたときに見据えていた着地点と、実際に書いてみて考察を重ねた結論が全く違っています。苦笑

最初は適材適所のために選ぶ側の役割を書こうと思っていたのですが、考えを巡らすうちに先ず重要なものは何なのかと突き詰めていくと、、、選ぶ側の人の責務に至ったと、そんな流れでした。

だいたい問題解決のために外部から人材を招聘するときは、選ぶ役割の人は、自分たち以外の誰か（だいたい問題の当事者）の意識を変えてもらおうと考えている場合が多いです。

学校の場合は、学生を。

企業の場合は、社員を。

しかし本当に変わらなければいけないのは。。。

という話でございました。

今週末には出張から帰りますので、週明け月曜（20日！もう20日！）からは通常更新の予定です。

それでは本日も頑張って参りましょう。

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