我ながらノーセンス。苦笑

おはようございます。

今朝、思い立って衣替えをした深天舎・平良です。

あ、クローゼットの奥にぶら下がっているかりゆしウェアと、手前側にかけられているワイシャツのポジションをチェンジするだけです。ほんの5分ほどで完了しました。

アンチかりゆしウェア派だった自分を思い出せないほど、かりゆしウェアは快適ですよね。

いまでは、かりゆしウェアに切り替えるタイミングを待ち焦がれているほどです。笑

さて本題。

「求人に応募がありません(*´Д`*)」

という御相談をお受けいたしました。

・給与額はアップした。
・休日もしっかり確保した。
・業務内容も明記した。
・希望者があれば体験入社も可能なように手配した。

にも関わらず、新卒採用も中途採用も応募がないという御相談でした。

まず、応募すらない(*´Д`*)。という時点で、厳しい状況です。

ですが、上記4点を読んで、指摘なさりたい方もいらっしゃると思います。

アップした給与額は、求職者によって魅力的なものか?
→自社の過去と比較してアップした、では、充分ではない可能性があります。
→求職者が納得できる金額であるかどうかが重要です。

確保した休日は、求職者にとって魅力的なものか?
→自社の過去と比較して増えている、確保した、では、不充分かもしれません。
→求職者が欲しいと思える休日であるかどうかが重要です。

業務内容も明記した。
→その業務内容が給与額や休日などと比較して見合うものであるか?
→求職者が納得できる業務内容であるかどうかが重要です。

体験入社すら応募がないのならば、上記3点で求職者のモチベーションを満たしていないということです。

と、正直に所見を申し上げまして(忖度しません・言葉は選びます苦笑)、対策を検討していくことになりました。

何度か申し上げている通りなのですが、
沖縄でも人口減少(マーケット縮退)局面に入りました。

これにより人材採用市場は、空前の買い手市場です。
良い条件を提示している企業から順番に応募されていき、採用が決まっていき、その枠から溢れてくる人材が……昔はたくさんいましたが現代は非常に少ないです。

ですから、求職者に提示する採用条件は、実際には沖縄県内でもベスト100に入る企業と同じ土俵での勝負を強いられている、ということです。

過去の自社と比べて良い条件、では足りません。
同業他社と比べて良い条件、でも足りません。
県内の異業種大手企業と比べても、悪くないと思える条件でないと、興味すら持ってもらえない時代です。

新卒の学生さんそのものが少ないですからね。
さらには中小零細だけではなく、大企業も人材不足ですからね。
売り手である求職者に有利な売り手市場なのです。
買い手→売り手※24年4月24日訂正

以前に沖縄県統計を調べた話をしました。

平成の30年間に県民所得(=企業の売上)は上がったが、雇用者報酬(=県民の実際の給与)はほぼ横ばい状態だった。

それでも求人に応募があったのは、人口拡大局面であったから。

これから人口が拡大するという材料はまだまだ見当たりません。

いろいろな施策を打ったとしても、局面が変わるのには早くても10年、まず20年、下手したら30年ほどかかるでしょう。

その10年、20年、30年の間に、御社の社員構成はどのように変化していくでしょうか。

取り急ぎ、給与体系の大幅見直し。

先のご相談にはそのように返答申し上げました。
今後は財務のご担当者と相談しながら進めていく方向になるでしょう。

求人は現状最大の経営課題かと存じます。

ご相談は深天舎まで。

それでは今日も頑張って参りましょう。


1件のコメント

1日3万円でクマと対峙(24年6月3日) – 深天舎ブログ「Deep Sky 19156」 · 2024年6月6日 11:30 AM

[…] また別の記事(コチラ)でも申しましたように、条件を改善したはずの人材募集に「応募すらない」という企業様も見られるのが現在の人材採用現場です。 […]

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