おはようございます。
朝、沖縄本島中南部は大雨でしたが、宮古島では夜中から全域に及ぶ大停電だったようです。
サッカーJ3のFC琉球がJ1のガンバ大阪を破ったことが未だに信じられない2024年4月25日(木)の深天舎・平良です。
強力なエナジードリンクでも飲んだのですか(ドーピングだね)。勝負事はやってみないと分からない、という見本のような試合でした。
さて、エナジードリンクと言えば、わたしの古いお客様に、健康食品の事業者の方がいらっしゃいます(強引)。
パーフェクトに受け売りですが、一口に健康食品と言っても実に幅広く奥深く、価格も安いものから高いものまで、一般食品から特定機能性食品(トクホ)まで、実際の効能の有無も含めて、という意味では正にピンキリだそうです。
で、先日、類を見ない規模で起きた食品事故(例の紅麹)は、「機能性表示食品」という新しいカテゴリーに含まれている製品で、何と言うか、「国の審査なし(届け出のみ)で効果効能を表示できる食品」でございます。
もう一度言いますね。
・事業者の責任で
・国の審査なし(消費者庁に届け出るだけ)で
効果効能を表示できる食品で、2015年から導入された制度です(これは知っていました)。
先の食品事故を受けて、政府では全ての機能性表示食品事業者(約1700事業者・約6800製品)について、総点検を指示したそうです。
が、これってそもそも機能性表示食品の制度自体がおかしいと思いませんか?
届け出をすれば、効果効能を謳っていいというのは、全ての事業者が真っ当に仕事をしている前提(性善説)で成り立つ制度なのだと思いますが
人類の長い歴史で流行してきた様々な「怪しい食品や薬品」のことを考えれば、届け出だけで効果効能を謳っていい制度が良いものであるとは考えられません。
届け出のみで国は審査しないというのは、ある意味では国が自らの義務を果たしていないと言えます。
つまり、国民の安全を守る、という義務を果たしていない。
ように思えるという話です( ̄▽ ̄)。
転じて、御社では。
企業内で何かの社内制度を作るとき、機能性表示食品と同じようなことになっていませんか。
問題の発生が予見されるか否かを考えずに制度を作ってしまって、機能不全を起こしてしまう。
あるいは、予見される問題に目を瞑ってしまう。
きっとそうはならないよ。と希望的観測をしてしまう(*´Д`*)。
そうそう、そうですよね。とか、同意してしまう(*´Д`*)。
どんなに考えても、想定外な事態は発生するものですが、
それでも考えておくのとおかないのでは、天と地ほどに違ってきます。
要は「想定内」をどれだけ多く持てるか、ということです。
個人的には性善説支持者ですが、ビジネス上は性悪説で物事を考える必要がありますね。
ちなみに本記事で挙げた紅麹の食品事故は、その製造過程で問題が発生したとのことですから、機能性表示食品の制度そのものの問題ではありません。
ただ、将来的に問題が発生しないかどうかを検討する、という意味では起こるべくして起こった事故だったのかもしれません。
それでは今日も頑張って参りましょう。m(__)m
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