こんにちは。
七夕の昼、いかがお過ごしですか? 仕事をしながら「ちむどんどん」を観ている深天舎です。のぶこぉと和彦クンの・・・・・・いやぁ、ちむどんどん・・・いや、何か・・・ときとき。みたいな(気味悪いな、おっさん)。
七夕の夜は、どのように過ごされる予定でしょうか。
わたしは「沖縄の人口のピークよ、もっと先に延びてくれ。できれば2050年まで」とか祈ることにします。
沖縄県の人口がピークアウトした。というニュースが流れました。昨年がピークで、今年は減少に転じるだろうと。
実は日本国全体の人口のピークは2008年ごろで、1億2800万人余りだったそうです。現在の人口は1億2500万人余りで、14年で300万人減っているとのこと。
沖縄県はもともと出生数が多いのと、移住者が多かったため、ずっと人口は増加してきました。それが昨年はとうとう死亡者数が出生数を上回ったそうです。つまり、移住者がいなければ沖縄県の人口は減っていたということ。
人口が減る。これが経済に与える影響。そのような情報は経済紙にお任せします。
わたしの仕事は「この人口減少が、自分たちにはどういう影響を与えるか」について考えること、そして「この影響にどういう対応をして、成長していくか」その方法を考えること。この2点です。
いま、御社では「この先人口が減っていく(日本全体ではすでに人口減少が始まっている)」ことについて、どのようにお考えですか。
考えたことがありますか。
わたしが最初に思い浮かべたのは、、、ユーザーが減る!ですね。
御社の商品を買ってくださるユーザーが減る。つまりマーケットが縮小する。これは恐ろしいことです。例えば、今まで100人を相手に10社競合で商売をしていたのが90人になれば、1社あたり平均で売り上げが10%減になる計算です。
マーケットそのものが縮小すると、自然と買われる商品は絞られていく。それも購入する意味がある・価値が高いと思われる商品に絞られていく。
トイレットペーパーの商品価値は何でしょうか。一部には価格、一部にはお尻を拭くときの柔らかさ、破れない強さなどの品質でしょうか。
腕時計の商品価値は何でしょうか。一部には価格、一部には機能性、またデザイン性といった品質もあるでしょう。
マーケットが縮小するとき、全体的に平均的に縮小するとは考え辛いです。価格か品質のどちらかを優先する購買行動が如実に表れると推測できます。つまり、こだわりたい品質にはお金をかけるが、こだわらなくていい分野では価格で選択する。という購買行動です。
そうすると、企業のなかにはハッキリと勝ち組・負け組が出てくることが予想されます。
さあ、御社は、人口のピークアウトに、どのように対処しますか。
将来的なマーケット縮小を見据えたとき、企業の採るべき方向は、企業によってそれぞれ違ってきます。しかし共通して言えることは「都合の良い解釈を繰り返すと、いずれ行き詰まる」ということです。
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深天舎が一緒に考えます。
大したことはできませんが、必ず御社独自の「最適解」があります。そこを目指してみませんか。
それでも七夕の夜に短冊に本音を書くのなら、「人口のピークはもっと先にあってほしい」なのです。
それほど、マーケットの縮小は怖いことなのです、よね。。
今日も一日頑張ってまいりましょう。
1件のコメント
平均寿命とマーケット(12月26日) – 深天舎ブログ「Deep Sky 19156」 · 2022年12月26日 2:17 PM
[…] とりまマーケット!の話をしますと、人口減少はそのままマーケットの縮小に直結しますから、どのような業種業態であっても対策は必要となるでしょう。 人口減少については以前も書きました通り(その記事はコチラをクリック)いろいろな影響が予想されるところですが、基本的にはマーケットが縮小に合わせて日本社会のあらゆる局面で企業(組織)体力の確保が重要になります。つまり、企業を太くする必要がある。一定の利益を確保するために物価は上昇させる必要があるでしょうし、事業多角化がさらに促進される、企業合併も必要となるでしょう。 […]