おはようございます。先の週末、全く仕事をしなかった深天舎・平良です。週末であっても全く仕事をしないということは自分では珍しいことです。が、ウォーキングしながら思考は仕事に飛んでいたりしていたので、作業だけはゼロ、というのが本当のところです。
 自分でも感じますが、仕事とプライベートの境目が曖昧。
 そりゃそうでしょう。仕事でも趣味でも、自分のやりたいこと、得意なこと、好きなことに触れている時間が多いですから。長くそういう状況でいられることに心から感謝しています。

 さてさて、先週土曜日(6日)から夏の甲子園(第104回全国高等学校野球選手権大会・長っ)が始まっております。
 そして本日(8日)には我らが沖縄県代表の興南高校が第4試合に登場します。「いやぁ、第2試合くらいがちょうどいいのに。」と、知り合いが申しておりました。第4試合だと16時以降になることが多く、落ち着いてテレビ観戦することができないとのこと。

 あれ? あなた、昼間はサラリーマンのはずでは? 落ち着いて観戦とはコレいかに? 笑

 まあ沖縄あるあるのひとつ「甲子園で沖縄の高校が試合中」というヤツですね。わたしも前職では会議室の大きなテレビで観戦していましたからね。
 沖縄の高校が試合中なのに電話をかけてくるヤツは非県民扱いですからね、今でも。自分の携帯電話をデスクに置きっぱなしで観戦する人もいたようです。ツワモノですな。

 高校野球の監督。
 昔は何となく厳しい人が多いイメージがありました。「監督の言うことは絶対」「試合中はワンプレーごとに監督のサイン(あるいは表情?)を見ながらプレーを進める」「キャッチャーやバッターは1球ごとにベンチを見る」というところですかね。

 そのイメージが変わったのはいつごろからでしょうか。
 ある日突然、ふと気づいたのです。 

 あれ? このチームのバッターはランナーがいても1球ごとにベンチを見ない。というチームがあることに。
 そして、あれ? このチームのキャッチャーは1球ごとにベンチを見ない。そればかりか監督が指示らしい指示を(少なくとも画面上では)出していないチームがある。ということに。

 選手兼任で実質的な監督というような、昔で言う藤真くんポジション(詳しくはコチラのプレイヤーは少なくとも甲子園では有り得ない話でしょうから、「ベンチを見ない(監督のサインや指示を確認しない)」というのはチーム全体のルールなのでしょう。つまり、監督がそのように仕向けているということです。

 このチーム運営方法は、実は企業のなかでは当たり前のようになってきているのですが、高校野球でそれをやれるのか、と。いや実際やっているわけですが。

 私自身も(少しですが)スポーツの指導経験があるし、小中高のスポーツチームで監督やコーチを務めている知人も多くいます。
 酒の場ではその指導方法について熱く語る人もいます(私はシラフのときしか語りませんが・笑)。「監督の指示は絶対」と言う人もいれば、「選手の自主性を育てたい」と言う人もいます。ですが、その中身は真逆のことをやっていたりすることもあります。
 「監督の指示は絶対」の監督が、自分の決めた絶対ルール(決め事)の上で選手の自主判断に任せていたり、「選手の自主性を育てたい」監督が「もっと自主性を持て!」と選手に自分の考えを強制していたり、本当にいろいろです。

 何が正解なのか、一言で言い切ることは不可能でしょう。
 結果を出しているからと言って、それが正解であるとも言えません。ただ、ひとつだけ言えることがあります。

「その場所で成功している方法は、少なくともその場所では成功している方法である」ということです。そして、「違う場所では成功しないかもしれない。」ということです。

 最近の流行り言葉で「再現性のある方法」という表現がありますが、よそで成功した手法が自社で成功するとは限らない=再現性は保証されないことは理解しておきたいところです。つまり「再現性のある方法」というのはかなりシチュエーションが限定されるわけです。

 ですから、「よそで成功した手法をそのまま自社に持ってくる」と、ほぼ100%失敗しますね。導入する内容・影響が及ぶ範囲によっては取り返しがつかないことになるかもしれません。小さな規模の会社では・・・危機的な状況に陥る可能性もあります。その実例も見てきました。

 しかし、高校野球で「監督やベンチを見ない」チームは選手の表情がすごく大人であり、また自然であると感じられます。自分たちのワンプレーワンプレーが試合の結果に、自分たちに跳ね返ってくることをきちんと理解できているのでしょう。まず気負いがありません。
 ムリに笑顔を作ることなく、落ち着いた心理状態で、現在の試合状況への対応を考えている。そのように感じられます。

 現時点の自分にできることをきちんとやりきれたのなら、勝敗は受け入れられる。悔やむことはあっても受け入れられる。これはとても重要ですね。まさに人事を尽くして天命を待つ。の心境でしょうか。

 しかしながら、大会前の(あるいは大会中も)日々の生活や練習のなかでの教えをその身に染み込ませ、試合を選手に任せる。そこに達するまでの監督の心中やいかばかりか。ほぼ毎日ガマンガマンガマン大会じゃないかとお察し申し上げます。

 御社の方針がどのようなものか。それによって会社ごとの「最適解」は違ってきますもしも御社が「1球ごとにベンチを見ないチーム」を到達点としたいのであれば、そのようなご要望とともに深天舎までご連絡ください。(お問い合わせはコチラ
 きっと上手く行く方法があります。

 それでは今日も頑張ってまいりましょう。m(__)m


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