おはようございます。朝夕のひんやりを感じて「また季節が流れるなあ。夏だけは寂しさとともに変わりゆくなあ」などと詩人ぽいことを考えている深天舎・平良です。いやほんと、詩人かも。

 近所のガソリンスタンドには毎週特定の曜日に「特売日」なるものが設定されています。「特売日」と言う看板が出ているのを見て、給油のタイミングには少し早いかなと思いながら給油したり、逆に特売日まで給油を待つようなこともありました。

 ついでに言えば、特売日ではない日に給油している人を見る度に「特売日は明日だよ。給油は明日がお得だよ」と心のなかで呟いていました。
 なんなら「なーんで普通の日に給油するかなー。そんなにガソリンなかったの?」とか……変な優越感にも似た感情を抱いていたかもしれません(我ながらお恥ずかしい)。

 ところが、です。

 先日、遠出をすることになって「給油しないと保たないな」と感じて、渋々ながら特売日の前日に2000円分給油しました。その翌日(特売日)に、遠出で消費したこともあって、また給油しました。

 で、特売日のガソリン単価は特売日ではない前日と同じ単価でした。

 正直、これは詐欺じゃないかなと思って憤慨しました。
 が、落ち着いて考えたら私は「特売日ってガソリンが安いのかしら? 安いのでしょうね、特売日と言うくらいだから」と思っただけでロクに確かめもせず給油を続けてきたわけで、そのガソリンスタンドのどこにも「特売日はガソリンが安いですよ」とは書かれていない。ただ「特売日」という看板が出ているだけです。

「特売日って、ガソリンが安い日なのですか?」
その一言で確認できることを確認もせず、ここ数年給油をしてきました。たまたま先日、2日続けて給油する機会があったから「金額が変わらない」ことに気づいたわけで、そうでもなければこの先も確認なしのまま給油を続けていたでしょう。

「なんでも確認することが大事です」

と、私は普段、いろいろな人にお伝えしているのですが、いやあ自分もプライベートでは曖昧にしているのだなあと感じます。

「百聞は一見に如かず」
昔の人は本当によく言ったものです。古来の格言から教わることは本当に多く、いつまでも学ぶことばかりです。
うわさ話をどれだけ聞いてみたところで、真偽の確認は取れない。うわさ話は自分の耳目で確かめた情報には敵わない。

皆さんの周囲にももしかしたら居ませんか。うわさ話が大好きな、スピーカー的な人。これが良い方面だけだったら構いませんが、悪意を持って流された変な情報を拡散してしまったら・・・考えるだけで恐ろしいですね。

それにもうひとつ、もっともらしいが実は偏った情報を使って、特定の方向に人を誘導しようとする方法も・・・いわゆる洗脳とかアノ系のこともあるわけですね。それはもう明らかに違法行為じゃないなかとも思えますが、誰だって無自覚でやる可能性もあるようですよ。自分の思う方向に、人を誘導しようとする行為のことです。

「百聞は一見に如かず」
でも、いろいろな話、世の中に流れている情報のすべてをいちいち自分の耳目で直接確かめることなど物理的には不可能です。
ならば、どうするか。ひとつ、おススメしておきます。

「その情報が流れてきたルートを遡れるだけ遡る」

つまり、その情報をあなたにもたらした人が信頼できるか否か、またその人が情報をどこから仕入れてきたのか、それを確かめるということですね。

何年か前、ある感染症に関するTVCMで「元カレの元カノの元カレの……」という表現がありました。感染症と一緒にするわけではありませんが、情報にしても同じようなものです。自分に情報をもたらした人(1)が情報を仕入れた先(2)の、その先(3)については遡れないことが多いです。
だとしたら、何が重要か。
そうです。
「あなたにその情報をもたらした人が信頼できる人か否か(1)、その仕入先は信頼できるのか(2)」
情報の確実性は、その2点にかかってくる
ということです。

これ、簡単に言えばメディアリテラシー、情報リテラシーにつながる部分なんですね。

自分でひとつひとつの情報を吟味していく。内容も、出所も確認する。これが重要だということです。

「特売日って、ガソリンが安い日なのですか?」
次の給油のときに、私は給油所のスタッフに質問することにしました。そのときの様子はまた当ブログで報告いたします。
いやもう、返事が楽しみです。
「いえ、クレジットカードで給油するとポイントが10倍なんですよ。」
と言われたらどうしよう。

私は現金給油派なんです。苦笑

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それでは今日も頑張りましょう

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