おはようございます。
サッカー日本代表が決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表にPK戦の末に敗れ、昨日帰国してきました。
この大会を最後に代表を引退するであろう何人かの選手には「やれることはやった。」というような満足感があり、これからも日本代表に意欲を燃やしているであろう若い世代の選手には「ここでこんなことやっている場合じゃねえんだよ。」という焦燥感や苛立ちのようなものを感じました。
公式の記者会見を拝見しました。そこで感じたことは・・・。
代表監督は交代すべき。そしてサッカー協会のお偉い人々も反省すべき。
ですね。
表向きの理由は「目標に届かなかったから。」
で、いかがでしょうか。
次の日本代表監督は、海外で指導経験のある人か、もっと望めるなら海外で選手経験のある人が望ましいと考えます。
何故なら、あまりにも海外組の選手との常識が違いすぎているから。です。
ドイツやスペインの第一線で主力を張っている選手を揃えておいて、守備的な戦いからカウンターのみという戦術。これは弱者の戦術です。
日本代表はアジアを代表するチームですあ、アジアを出たら弱者の戦術。それをやるくらいなら殴り合って1次リーグで負けたほうがマシです。
もう一度言いますが、現代の日本代表は、海外で主力を張っている選手が何人もいるのです。ドイツ、スペイン、イングランド、フランスと世界5大リーグで主力を張る選手でスタメンが揃えられる。
にも関わらず、弱者の戦術しか取れない監督は、もう古いのです。
以前に、経営者が現場を離れてから何年経つか、という話をしました(その記事はコチラをクリック)。現場を離れた経営者は、自分が現場にいた頃の感覚で現場を判断してしまいがちです。しかし、その感覚が現代の現場に即しているのか? 適正な判断を下せるのか?
今回の日本代表、ワールドカップの本大会に入っては、それがずっと課題だと思いながら見ていました。その課題に触れなかったのは、、、正直、戦術は責任を取る人=監督=のものだと考えているからです。もちろん今でもそう考えています。
現場に即した判断が出来る、戦術を組める。それをやるために大事なことのひとつが、「現場の認識を指揮官が把握できていること」です。
最前線で頑張っている現場の社員が、何についてどのように考えているか。
現代においては、これは非常に重要なことです。何故なら、現場の在り方が20年前とは完全に違っているから。
ウインドウズ95が発売された1995年から2022年まで、たった27年の間に幾つものマイルストーンがありました。IT技術が発展するほど、全世界の働く現場には変革がもたらされました。
現代の最前線は、IT技術なしでは進まないことはもちろんですが、それにそって業務の進め方がものすごくスピードアップしており、社員の仕事の捉え方も日々アップデートされています。
その認識を経営陣がどれくらい持っているか。
リスキリング。
自社人材のスキルを点検して、必要なスキルを改めて身に着けていくこと、ですが。
ハッキリ言えば、経営者のほうこそリスキリングが必要な人は多いと言えます。未だにPCスキルがWordとExcelだけの方、いらっしゃいませんか。
現代の現場でどれほどのPCスキルが必要とされているか、PCに限らず、自社の技術が自分が現役のころと比較してどれだけ進んでいるか、把握できていますか?
サッカー日本代表は、監督交代すべき理由がお分かりいただけると思います。
海外(特に欧州)での指導者経験、できれば選手経験が必要。そうでなければ、現役選手たちと本当のコミュニケーションは取れない。彼らのことを理解できないからです。
日本のサッカーと言いますが、日本のサッカーって、何なんでしょう。そういう言葉のまやかしで、ジャイアントキリングを連発した監督を継続させようと考えるサッカー協会のお偉い人々も、ちょっと考えてみるべきです。
中田英寿さん。監督向きかどうかは分かりませんが、才能のひとつとしてはありそうですね。
今こそ経営者は自社の現場を見てみるべきです。リスキリングするのは、社員ではなく自分。そう感じることがあるかもしれません。
それでは今日も頑張ってまいりましょう。
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