おはようございます。
実は先週半ばからノド風邪に罹っておりまして、ホットはちみつレモンやのど飴やスープなどの対策空しく症状は長引いており、人生で2回目の変声期を迎えています。
最初はトーク番組で話すときの大黒摩季さんでしたが、週末からスリムクラブの真栄田さんになり、今日はすごくマイクに通りそうな・・・いつか聞いたことのある故・石原裕次郎さんの歌声のようになっています。
もう自分の地声を忘れてしまいそうです。
さて、この1か月間続いていたワールドカップサッカーも終了し、400万人!(どっひゃー!)の優勝パレードも開かれて、世の中はこのままクリスマス、新年に向かってお祭り状態とも言えます、何となく明るい感じが漂って……いますよね? あれ? 漂っていますよね?
しかし、せっかくのワールドカップで目標を達成できなかった、惨敗したチームなどは、決して楽しむような気持ちにはなれないかもしれませんね。
大会を振り返って、分析し、次の4年間をどうしていくか、戦略を立てる必要がある。
そういうことですね。
スポーツに限らず企業においても、自社の戦力を整備するときに意識的に使われるのが、長所強化と弱点克服です。
自分たちの得意分野、苦手なことを把握したうえで、この先を勝ち抜いて強く大きくなっていくためにはどうしたら良いのか。
こういうとき、まず目標(自分たちが到達したい処、自分たちがなりたい姿)を決めること。その目標に向かってどうするのか、逆算的に考えていくことが大切だ、と世の中の戦略家は述べしますし、わたしも同じように書いてまいりました。
目標を決めること。自分たちが到達したい処、自分たちがなりたい姿。細かいほどいいと言われます。何故なら、そのほうが逆算して立てる選択肢を作りやすくなるから。
そのうえで、今ある戦力に上積みをしていくなら、長所を伸ばしていくのか、弱点を克服していくのか、いやもう両方でしょ。なんて人もいるでしょうね。
でも実際には結構難しいですよ。長所を強化することと弱点を克服していくこと。だいたいは長所と短所は表裏一体なので。どんな組織においても、どんな人間(個人)でも、長所と短所は表裏一体であることが多いです。小さな会社が大きくなることはできますが、大きくなった会社では小さかった頃の長所を失くしてしまっている(その代わりに大きな会社の長所を得ている)。
ここから個人的な意見ですが(このブログ全体がそうですがw)、わたしは自分の長所を120点とか150点にしたうえで、全方位80点を目指したいと考えるタイプです。
つまり弱点は少ないほうがいいし(すごく当たり前)、長所は自分の武器なので突き抜けたチカラを持っていたい(すごく当たり前)。ということですね。
大事なことなので繰り返しますが、
弱点は少ないほうがいいし、突き抜けた長所は自分の武器なので突き抜けたチカラを持っていたい。その方向で自分を磨きたい。
ということですね。
個人ではともかく、人の集合体である企業、チームであればそれは可能ですよね。1分野で突き抜けた実力を持つ人間と、その人間の弱点を補って全体を支えられる人間、その両方を分けて担当することができる。それぞれが担当する方向に向けて自分を磨いていくと、自然と企業全体、チーム全体としての平均点が上がっていきます。
企業全体、チーム全体の平均点が上がる。これが「レベルアップ」です。
だとすると、企業の偉い人がやるべきことは自ずと決まってきます。
自社の得意分野を伸ばす担当、自社の弱点を補うことができる担当、両方を考えていくということです。自社の成長戦略を描いていくときに「自社ならではの」という表現が使われることは非常に多いですが、「自社ならではの”強み”と”弱み”」の両方を理解しておかなければなりません。
歴史は繰り返すと前回の記事でも書きましたが、本当に歴史は繰り返します。ファッションのモードが大きなサイクルで繰り返し回っているように、「分業」「専門特化」「アウトソーシング」などは手を変え品を変え一般の中小企業まで流行が降りてきましたが、実は数年前から「分業」「アウトソーシング」などは次の時代には合わないだろうなと考えていました。
いわゆるIT、デジタル技術がいろいろなものを水平方向に結び付けて、ひとつの専門知識だけでは物事を把握できない、判断できないような時代になってきているのです。
もちろんひとつの分野に突き抜けた実力(得意分野)を持つことは重要ですが、それにも増して、いろいろな分野で80点を取れる能力を持つことも、この先を勝ち抜いていくための必須条件になる。つまり「専門特化」の時代から、「総合力」の時代になるということです。
いまはそういうふうに考えています。
長所の強化と短所の克服。
サッカーで言えば、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが合体するようなものでしょうか(凄すぎて想像できませんが(*´Д`*))。
沖縄県内の企業は、お互いに競争しながらもある意味では助け合うようにして成長してきたと感じますが、市場・マーケットの問題ではなく、県外・海外から競争相手がやってきている現状を見るに、お互いの強みと弱みを補い合うためには、もしかしたら合併という手段を選んで地元資本が強化されていくほうが、良いのかもしれません。
長所強化と弱点克服。
自分を客観的に見る能力も必要になるわけですが……まあ、自己採点が甘いのは、もう世界80億人のうち79億人は自己採点甘いですよ、きっと。わたしもそうです。でも頑張りたいな。笑
それでは今日も頑張ってまいりましょう。
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