おはようございます。
 治りかけてきた、と自己判断していたノド風邪ですが、先週金曜日からは鼻をも巻き込んで悲惨な状況となり、たまりかねて罹りつけの病院に駆け込みました。朝9時オープンの病院に9時16分に着きましたら3時間待ちですと言われ、3時間後に受診して2分で診療終了(特に文句はない)、鼻洗浄と薬剤吸入でまた5分くらい。7分の治療に3時間も待つんかい(受付後に外出して有意義に使いましたけど)という思いは(少しあるけど)ありません。皆さん大変だなあと感じました。小さな子を抱える親御さん、保護者の皆さんに幸あれ! ご老人の付き添いでいらしている皆さんにも幸あれ!

 さて、先週金曜日に、わたしたちビジネスマンには恐怖の発表がなされました。

 そうです。平均寿命です。

 沖縄県男性の平均寿命は80.73歳で全国43位(前回36位)、同じく女性が87.88歳で全国16位(前回7位)となっております。いずれも大きなランクダウン。長寿県沖縄と言われていた頃が懐かしいですね。え? ありましたっけ、そんな時代。苦笑

 でも、実は沖縄県も平均寿命自体は伸び続けています。ただ、その伸び率が低いため相対的に都道府県別の順位が下がっている、というのが実態なのですね。ここにも不思議な数字のマジックがあって、順位が下がっている=平均寿命も短くなっている、のではない。むしろ寿命は伸びている。ということだけは皆さんにも間違わないように把握しておいていただきたいところです。

 もう1点、平均寿命の長さよりも健康寿命を重視したほうが良い。ということも書いておかねばならないでしょう。健康であるからこそ楽しめる。と、咳をするたびにまるで腹筋を小突かれているような痛みに襲われているわたしは痛感(正しく痛感・笑)しています。

 ただ、すでに発表されていますように、ここから日本全体も沖縄県も「人口が減っていく」社会局面に突入していきます。

 では、どういう人口の減り方をするか。
 わが愛しのAIモドキ「ケンピュータ(〃▽〃)ポッ」の解析に依りますと、今後20年で予想されることは主に3つあり、1)現在の後期高齢者(75歳以上)の方々の大半がお亡くなりになる(いやもうただの事実)、2)高度成長期~バブル期に社会人となった1950年代前後生まれ(現在の72歳前後~62歳前後)あたりの人口がザックリ減る(予想)。3)出生者数はこのまま減り続けて年間60万人を切る(予想)。というところですね。

 最初の1)は寿命をお迎えになるわけですから、今後もなるべく健康な人生を送って頂き、わたしたちとしては心穏やかにお見送り申し上げるものです。次の2)について、この世代は圧倒的な消費活動により社会を発展させてきた世代ですが、その分不健康な方(慢性疾患保持者など)の割合が高く、今後20年の間にお亡くなりになる割合も高いものと推測されます。これもある意味寿命と見ると、今後20年の間においては日本全体も沖縄県も平均寿命そのものが短くなっていく(社会が若返っていく)ことが推測できます。
 そこで問題になるのが3)ですね。少子化が加速していることこそ社会の大問題ですが、なぜか国も都道府県もそのあたりの手当てが弱いように感じるのはわたしだけでしょうか。

 ああ、社会課題を指摘するか、マーケット的な話をするか、非常に迷うポイントです。

 とりまマーケット!の話をしますと、人口減少はそのままマーケットの縮小に直結しますから、どのような業種業態であっても対策は必要となるでしょう。
 人口減少については以前も書きました通り(その記事はコチラをクリック)いろいろな影響が予想されるところですが、基本的にはマーケットが縮小に合わせて日本社会のあらゆる局面で企業(組織)体力の確保が重要になります。つまり、企業を太くする必要がある。一定の利益を確保するために物価は上昇させる必要があるでしょうし、事業多角化がさらに促進される、企業合併も必要となるでしょう。

 で、社会課題の側面から行くと当面は続くであろう人口減少の時代は、効果的な対策が遅れるほどに伸びていくでしょう。ならば、効果的な対策とは何か。

 よく分かりません。笑

 冗談です。

 今年最後の冗談です。年内はもう1度更新する予定ですが。

 よく「子育てしやすい環境を作る」などと耳にしますが、行政も民間も根本的な考えから考え直す必要があるだろうと考えています。

 いまの時代、そもそも結婚するもしないも個人の自由。という考え方が主流ですよね。もちろんわたしも、結婚するしないは個人の自由だと考えています。生き方は個人の自由。LGBTQも本人の個性であると考えています。以前にも言いました通り、わたし自身は性自認が男性・性嗜好は女性ですが、わたしの近しい人には自身の性と性自認も違えば、性嗜好も違うという方が何人もいます。普通と違う、という見られ方についてはまた「普通とは何か?」から何本も記事がかけるくらい複雑な思いを、わたし自身も抱えています。

 ただそれらはさて置いても、マーケットの何割かはその個人の生き方に左右されている(人生のうちの結婚や子育てをベースとしている)わけですし、国の基本も国民がいてこそ意味があるわけですから……この、結婚するもしないも個人の自由!という考えを尊重しながら、でも、結婚しても楽しく生きられるし、たとえば同性カップルでも子育てしやすくなるような社会にする必要があるわけです。

 世の中、結婚したくない人ばかりじゃないですよ。結婚したい人ばかりでもないですよ。

 結婚したい人が結婚しやすくなる社会、子育てしたい人が子育てしやすい社会、結婚したくない人が結婚しなくても楽しく生きられる社会、それってつまり、みんなが生きやすい社会ということですね。あ、危ない。なんだかどこかで聞かされる選挙公約みたいになっていませんかね。苦笑

 まあでも、みんなが生きやすい社会ということです。

 そういうのって多分、多様性を認めるとか、個人の権利とか、そういう部分だけでは追いつかないですよね。ご想像頂けると思いますが。

 このブログではたびたび、企業にはまた多角化や総合力アップが重要な時代がやってきている、今後はコングロマリット化が促進するだろうと書いていますけれども、個人に関しては自分のやりたいことや得意な分野でお互いに助け合う分業化を進めたほうが良いのではと考えています。
 つまりお互いに利害が一致する分野で貢献しあうということですね。あ、まだ分かりづらいな。だからまず「大卒最高!」みたいな価値観をぶっ壊すことが必要ですよね。

 うーん、今日の続きを次の更新でアップいたします。お楽しみに!

 ではまた今日もがんばりましょう。


2件のコメント

 平均寿命とマーケットの続き(12月26日) – 深天舎ブログ「Deep Sky 19156」 · 2022年12月29日 2:39 PM

[…]  さて、前回(記事はコチラをクリック)の続きです。 […]

印象と本質(23年1月16日) – 深天舎ブログ「Deep Sky 19156」 · 2023年1月16日 11:53 AM

[…]  年末の記事で、沖縄県の平均寿命の話をしました(連続記事でした。詳しくはアチラとコチラをクリック)。メディアでは平均寿命の「全国順位」が下がったことを指摘して大騒ぎしているのであり、平均寿命そのものは沖縄県も伸びていて、寿命が短くなったわけではない。伸び率が他県より低くなったのだ。という内容をお伝えしました。 […]

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