沖縄では実に稀な爽やか日

おはようございます。

月曜日の朝早くから、当事務所の目の前にある奥武山公園テニス場ではテニスボールがしばかれる音と歓声が響きまくっております。

あ、スポーツは好きですし、華やかな声援なので全く気になりません。これが野太い男子の音声(もはや声援ではなく)だったりすると、防音材代わりに新聞紙などを窓に貼りたくなるかもしれませんが(たぶん効き目無し)。

ちなみに当事務所(4階)の建物2階にはピアノ教室がありまして、今日もそうですが午前中からピアノの音が聞こえてきたりします。

生ピアノの音を聞きながら仕事ができるって何だかステキだと感じます。交通量の多い県道からもそれなりの音が響いてきますが、それは市街地に事務所を構えるからには仕方のないことでしょう。

那覇市もそれなりに都会ですからね。

さて、プロ棋士の藤井聡太さん(21)が先日タイトル戦に勝利して、史上初の八冠制覇を成し遂げました。ですので彼の名前を記載するときに必要な尊称を並べると藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖(21)です。

略すると、藤井竜王・名人だそうです。

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この竜王・名人の並びは、賞金額による格付けで最上位の竜王、最も歴史があり格式のある名人、この2つは他の6タイトルとは別格に扱われており、竜王か名人またはその両方を持つ複数のタイトル保持者を略して表記する場合、竜王または名人、両方を持つ棋士は竜王・名人と呼ばれる習わしとなっている、そうです。

タイトルにも格付けがある。

ボクシングのスーパー王者と同じですか(違うよ)。

王者、暫定王者、スーパー王者。
ボクシング界には同じ階級なのに三人も王者がいるのですね。それは王者ではないような気もしますが、直近のアジア大会で金メダル2名という短距離種目がありましたので、渋々納得です。苦笑

ああ、危ない。
話が逸れました。

藤井聡太八冠は、将棋のAIソフトを将棋の研究に取り入れていることで有名です。

AIの精度が増していきドンドンと強くなる。
すでに囲碁やチェスなど多くのテーブルゲームではAI(コンピュータ)が人間に勝っているというか、人間はAI(コンピュータ)に勝てないという状況になっており、最後の砦だった将棋も同じような状況になりつつあります。

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藤井竜王・名人の言うに、AIには感情や好みなど個人的な特徴がないためか、セオリーという概念が存在せず、全く思いも寄らない角度からの手を打たれることが多々あり、それが大いにトレーニングになるそうです。

セオリーがなく、得意の型もなく、そこにあるのはただひたすら勝つ可能性が高い(とAIが判断した)最善手のみ。

この手は好かないとか、ここから差していくのが好きだとか、まずは矢倉を組んでからとか、そういうことは全くない。

この相手は居飛車タイプだ振り飛車タイプだとか、そういうこともない。

ただひたすらAIが最善と判断した一手が連なるのみ。

藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖(長!)は、常にAIの繰り出す「最善手」と向かい合って研究をしている、ということなのでしょう。

さて。

わたしは過去に何度も申し上げているように、AIの導入には否定的な立場です。

それは、答えをAIに頼ってしまうことで、人間の思考力が低下していくことを懸念しているからです。

誰もが正解かどうか判断できない答えをAIから示されたとき、あなたはどうしますか?

未来を見ながら今を決めていくとき、AIの答えが正しいかどうか、誰が判断するのでしょう。

そして、AIに見えないベクトルをプログラムされないかー。

という怖さもあります。

人間だけが悩み、成長を望み、前に進もうとする生き物だとして、そこにAIの出す答えが非人間的な答えであったとき、あなたはどうしますか。

答えは人間のもの。

AIの出す答えに寄りかからず、しかし参考にする。判断決断は人間が下す。

そういうスタンスでいる人は、AIを本当に活かせる。

AIを活用するには、AIに寄りかからないというスタンスが必要です。

そう考えています。

気の早い話ですが、藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖(もはや笑)を破る人が、いつ出てくるのでしょう。

AIソフトを使いこなす藤井さんを破るには、やはりAIソフトを使いこなす技術も必要とされそうですね。

しかしそれでも、判断決断を下すのは自分自身。

だから人生は面白いのでしょう。

それでは今日も頑張って参りましょう。

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